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「ロードバイクと一緒に買っておくべきものリスト」を簡単に解説してみる自転車はガジェットだ!

ロードバイクなどのスポーツバイクを購入すると、実は車体以外にも多くのものが必要だと実感するが、一方で早急に買う必要のないものもある。一通りを紹介しよう。

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 さぁ、ロードバイクなどのスポーツバイクを買ったぞ! SNSで自転車仲間も見つかりそうだ! これで準備OK!

 というわけにはいかないのがスポーツバイクの世界。ママチャリ(シティサイクル)のように、車体だけ買えば終了とはならず、車体以外にも多くのアイテムが必要なのだ。

 しかしながら、必要なのは分かっても、一体全体どれを買えばいいのか分からない。そんなときのために、「すぐ買うべき」「そうではないもの」に切り分けて紹介していこう。

絶対買っておくべきアイテム

 ロードバイク、クロスバイクなどのスポーツバイクを購入する際、かならーず買わないといけないものがいくつかある。そう、保安上に必要なもの、そもそも持っていないと走行に支障が出るものだ。


カッコいい、悪いではなくリアライトまたは反射板は必ず装備しておきたい

カギはしすぎることはないため少しでもスポーツバイクから離れる可能性がある場合は必須だ
  • リアライト/フロントライト:赤色の反射板でもいいが、できれば用意しておきたい。リアもフロントも最低限持っておきたい。なお、走行時は点滅にする人もいるが、正解なのは「点灯」だ
  • 空気入れ:スポーツバイクは数日でタイヤの空気圧が減ってしまうため必須だ。なお、どれぐらいの空気を入れたのかわかるゲージ付きが望ましい
  • カギ:カギ無しの状態で駐車していたら、それは「持っていってください」の合図と同等となる
  • ヘルメットとグローブ:両方とも転倒したときに身体を守る役目となる。グローブは手のひらを擦り傷などから守ってくれる
  • ペダル:意外だと思われるかもしれないが、スポーツバイクの大半はペダルが別売なのだ
  • ベル:鳴らすことはないかもしれないが、道交法によりベル(警笛)は必須となる

 とりあえず、上記のものをそろえることでやっと走行できる。いや、そろうまでは走らないほうがいい。なお、フロントライトがない場合は日没後に走行することができないため、夕方以降に走る可能性がある場合はフロントライトも必須となる。

買っておくと便利なアイテム

 ここからは走行に必須ではないが、あった方が良いものを紹介していく。


出先でのパンクにはチューブ交換が最も手っ取り早い

ボトルケージにはペットボトル用とドリンクボトル用があるので注意
  • 予備タイヤ/チューブ:予備チューブを持っておくと出先でパンクしても対応できる
  • タイヤレバー:タイヤを外しやすくするレバー
  • 携帯ポンプ:出先でパンク修理するのに必要な、持ち運びしやすいよう小型化された空気入れ

 できれば上記の3つはほぼ必須に近いと思ってもよい。万が一出先でパンクになってしまった場合、通りがかりのサイクリストに助けを求めることもできなくはないが、修理部品を持っていないのはマナー違反だからだ。

  • スポーツサングラス(アイウェア):紫外線や風によるダメージを軽減してくれるサングラスがあると、走ったあとに目が真っ赤になるのを防ぐことができるほか、虫などが目に入ることも防いでくれる
  • サドルバッグなどの車体に付けるバッグ類:カゴのないスポーツバイクは、サドルやフレームに付けるバッグがあると役立つ
  • ドリンクホルダー:スポーツとして自転車に乗る場合、水分補給が非常に重要となるためドリンクボトルを固定できるホルダーがあると良い
  • レーサーパンツ:スポーツバイクのサドルは硬いため、ある程度走行するとお尻が痛いという事態になってしまう。そのため臀部にクッションがあるレーサーパンツ(略してレーパン)があると良い。ピチピチなパンツに抵抗がある人は、インナータイプもある。
  • チェーンオイル:雨の日走行した、または累積100キロメートル以上乗ったらチェーンなどにオイルをさすと長持ちします
  • 六角レンチセット(アーレンキー):サイクリスト的にはアーレンキーというため「アーレンキーだよね」と言うとちょっとカッコイイ。スポーツバイクは各部調整に六角レンチを使うため持っておくと調整に便利
  • スタンド:スポーツバイクはママチャリとは違い自転車立て(スタンド)を装備しないのが普通。自宅で保管するために簡易スタンドを用意すると便利だ

快適に走行する上で便利なアイテム

 ここから先は趣味として、より快適に走行する上で持っておきたいアイテムだ。


今何キロ走ったかな、ペースはどうかなというモチベーションアップにつながるサイクルコンピューター(通称サイコン)

あると便利なハンドルウォーマーは筆者も欲しいぐらい
  • サイクルコンピューター:スポーツバイクを運転していると、何キロ走ったのか、現在時速何キロなのか気になるため、サイクルコンピューターがあるとペース目安になる
  • サイクルウェア:スポーツバイクの大敵となる空気抵抗を防ぐほか、動きやすい特性がある
  • ビンディングシューズ:ペダルとシューズを固定し、効率よい走行ができるようになる

 ほかにもさまざまなアイテムがあるが、ここまでそろえられれば立派なサイクリストと言えよう。

 フィットネスやヘルスケア目的にスポーツバイクを買ったよという人は、最初は本記事の上のほうから用意していこう。そして、だんだんハマってきたら下の方のアイテムにしていくのが吉だ。

 なお、サイクルコンピューターに関してはスマホのアプリでも代用ができるが、それはまた別の記事で紹介しようと思う。

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