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年の始めはファスティング――賢く選べば効果倍増 「酵素」にこだわるヘルシーライフの新常識

断食=何も食べない、と思っているうちはファスティングは成功しません。空腹の苦しさを回避しつつ、ファスティングの効果もアップさせる。「酵素」を味方につけることが、成功への近道です。

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 断食を挫折してしまう理由の多くは「空腹」です。いつでも簡単に食べ物を手に入れることができる現代人にとって、「食べずに我慢する」というのは、結構ハードルの高い修行と言えます。あちらもこちらも誘惑だらけ。断食中は一歩も外へ出ず、完全に引きこもるくらいの覚悟は必要、かも知れません。

 そんな「空腹」という難敵と戦う武器が、酵素であるというお話を前回しました。あらゆる食物は基本的に酵素を含みますが、たとえば、新鮮な生野菜やお魚などは特に酵素の多い食品です。とは言え、断食中に固形物を口にすることはできません。そこで登場するのが、巷で流行っている「酵素ドリンク」という便利アイテムです。

悪役か、厄介者か。添加物、再び!

 ちょっとネットを検索すれば、数多の酵素ドリンクが出てきます。安価なものやCMでお馴染みのもの、ダイエット押し押しのものなど、とにかく数が多くて、何を選んでいいのか迷うところです。

 しかし、どれほど多くの酵素ドリンクがあふれていようと、「選んでいい酵素ドリンク」は実はさほど多くはありません。なぜなら、多くの酵素ドリンクに「添加物」が配合されているからです。

 この連載のバックナンバーをご覧の方ならご存知でしょう。食品添加物、たとえば、保存料や人工甘味料といったものが、健康を害するおそれもあると言うことを。そんな食品添加物には、さらに厄介な特徴があります。酵素の働きを邪魔するという、何とも残念な役割です。

 本来、酵素ドリンクというのは発酵食品ですから、保存料を入れる必要はありません。ところが、飲みやすさや美味しさといった点から人工甘味料を足したり、発酵を早めるための添加物を使ったりすることで、保存料を使わざるを得ない「酵素ドリンクもどき」が実は多くあるのです。

原材料を見れば、酵素の質がわかる!

 酵素を補給するはずの「酵素ドリンク」が、酵素の働きを邪魔する食品添加物を含んでいたら、もはや摂る意味はありません。いや、むしろ逆効果でしょう。

 きちんとファスティングを成功に導いてくれる酵素を選ぶのなら、原材料に着目してください。そこに食品添加物が入っていたらアウト。じっくりと確かめて「無添加」の酵素ドリンクを探しましょう。たぶん、「無添加」というフィルターをかけるだけで、ほとんどの酵素ドリンクが振り落とされます。残念ですが……。

 空腹を覚えることなく、代謝をぐんぐん促進してくれる。酵素ファスティングで年末年始に溜め込んだ余分なものはしっかりデトックス。さあ、2月からはまた美味しいものを食べるぞ―! いや、ちょっとお待ちください。ファスティングは断食後がとても肝心。ということで、2月も引き続き、ファスティングについてお話していきます。

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