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第30回 Apple Watchを使うとあまりにも簡単なApple Payの決済“ウェアラブル”の今(2/2 ページ)

米国ではVISA、MasterCard、American Express、Discoverと、主要なクレジットカードが対応を表明している決済サービスApple Pay。Apple Watchがあると、この決済が驚くほど簡単に利用できる。

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Apple Pay非対応でもコーヒーは飲める

 米国西海岸で生活していると、街中でApple Payを利用できる場所は前述のWhole Foods Marketと、薬局系のコンビニWalgreens程度だ。

 例えば、米国のコーヒーチェーンであるStarbucksは、iPhoneアプリではスターバックスカードへのチャージでApple Payに対応しているものの、店頭決済ではApple Payをサポートしていない。

 しかし、StarbucksアプリはApple Watch向けにアプリを用意している。杯数に応じて特典が受けられるリワードの状況、最寄りの店舗、そしてアプリに登録しているStarbucks カード(アプリから入金可能なプリペイドカード)の機能が用意されている。

 ところが、面白いことに、Apple WatchのStarbucksアプリではバーコードが表示されず、Passbookで見せるように案内される(バーコードが上手く読み取れない時のために、16桁のカード番号は表示される)。

 Apple WatchのPassbookを開くと、iPhoneのPassbookから引き継がれているStarbucksカードの絵柄、概要、残高が表示されているが、スクロールするとバーコードのみを画面全体に表示できる仕組みになっており、これを店員に見せるか、バーコードリーダーにかざせば決済が終わる。

 Apple Payとは異なるが、こちらもApple Watchのみで決済を済ませることができ、非常に手軽な決済が可能だ。両手がふさがっていても、文字盤を表示して「ヘイSiri、Passbookを表示」と話しかければすぐにPassbookを呼び出せる。

 アプリ内でバーコードを表示できない点は少し残念ではあるが、Passbook対応でApple Watchを生かした、十分に快適な決済を提供できることも分かった。

 いずれにせよ、Apple Watchでの決済はとても簡単なのだ。

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