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ダイエット成功の秘訣は「スケジュール調整スキル」――編集者・鳴海淳義さん(2/4 ページ)

話を聞いてみたいあの人に、生活習慣や健康のコツを聞く本連載。今回ご登場いただくのは、Naverまとめ職人&ブロガーとして名高い鳴海淳義さんです。

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「やばいです。体重だいぶ戻しちゃったんで、また痩せないと」

――書籍を読ませてもらいましたが、おでんダイエットってつらくないですか。

 いえ、大丈夫ですね。誰だって空腹はつらいし、満腹になりたいじゃないですか? おでんランチならお腹自体は満たされるので、ひもじい思いはしません。カロリーが低いので、たくさん食べても太りにくいと思います。昆布巻きや白滝なら5〜10kcal、大根は食物繊維も摂れる、タマゴや牛すじはタンパク源になります。

 練りもの系はややカロリーが高めですけど、組み合わせに気を付ければ栄養は偏りません。身体が温まると代謝も良くなってといいことずくめ。品数も多くて選択肢が豊富なので、飽きは来ないですよ。

――夕飯はどうしています?

 もっぱら肉、魚、野菜です。焼き鳥、焼き肉、豆腐、お刺身が多いかなと。それとハイボールか焼酎の組み合わせ。日本酒は糖分が多いので飲みません。米と麺は基本的に多くは食べません。炭水化物を摂るなら昼までに済ませますね。


ローソンで販売しているおでんの一部。数kcal〜数十kcalの商品ばかりが並ぶ

痩せたいなら夜は人に会っちゃダメ

――おでんに出会う前は、ダイエットに失敗したことも?

 しっかり計画し、戦略的に取り組めば、体重を落とすのはカンタンだと思います。僕は「スケジュール管理さえできれば、ダイエットは攻略できたも同然」って考えているんです。

――スケジュール管理がカギ?

 ダイエットに失敗する理由は、「ダイエット期間中なのに、飲み会を予定に入れてしまっている」からですよね。飲み会を30日間ブロックすれば、ふつうに結果は出ます。

――でもそのためには、誘惑に負けない強靭な意志が必要なんじゃないですか。

 自己管理能力とか断固たる決意よりも、求められるのは「スケジュール調整スキル」だと思うんです。僕の中では、「飲み会に出向いた時点で負け」。飲みの席で「これは食べない、あれは飲まない」は誘惑が強すぎてできませんよ……。そうではなく、「飲みに誘われたとき」に断らなくちゃダメなんです。

――そういう失敗があったかのような口ぶりですね。

 ありましたね。ダイエット中なのにノコノコと飲み会にでかけ、失敗したことは何度か。仕事柄、夜の会食の誘いは多いので、スケジュール調整はかなり難しい。「歯の治療で」とか「体調を崩して」とか言い訳をして泣く泣くお断りすることはありますね。

 断るばかりでは心苦しいので、代案としてランチを提案しています。アルコール抜きですし、1時間もあれば終わるし、サラダビュッフェのあるお店を選べば食事内容をコントロールできます。交友関係を狭めることなく、ダイエットを継続できますよ。

――夕飯でダイエットを頑張ろうとするのが、そもそも間違い?

 ダイエットするなら、夜は人に会わないほうがいいでしょう。僕もダイエット期間中は人に会う機会が減ります。大人同士が会うと、ほぼ100%飲食が伴いますよね。中学生じゃあるまいし、公園で水を飲みながらしゃべるわけにもいきません。会えば、お酒や高カロリーな食事をしやすくなってしまう。

――勢いでシメのラーメンに行ってしまうとか……。

 そうなんです。酔っぱらっていると判断力も落ちるし、その場のノリで「じゃあ行きますか!」ってなっちゃいますよ。「いえ、ダイエット中なので……」って尻込みするのもダサいですしね(笑)。

――デイリーポータルZの林さんは、Facebookの友人の飲み会写真を非表示にしているそうですよ。

 いいアイデアですね(笑)。飲み会は自分の食べるものをコントロールできません。目の前に唐揚げやフライドポテトが並べば、誰だって手が伸びてしまいます。人に会う時点でダイエットを失敗しているというのは、そういうことなんです。

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