iPhoneをなくす前にやっておくべきこと
本来ならなくしたくないものですが、事故は起きてからでは遅いもの。万が一に備えて、紛失時に何をするべきか、事前に確認しておきましょう。
いつも持ち歩くiPhoneですが、もしかしたら、どこかに置き忘れたり、ふとしたタイミングに紛失してしまったりすることがあるかもしれません。そんなとき、行方が分からなくなったiPhoneを見付け、どうしても見付からない場合は大切なデータを守るために、日頃から準備しておくべきことがあります。購入時の設定のままでもある程度のことはできますが、万全を期すために、設定や機能を自薦に確認しておきましょう。
「iPhoneを探す」の設定
iOSには、同じApple IDでログインしているデバイスがある場所を、別のデバイスやiCloudから特定する「iPhoneを探す」機能が用意されています。iPhoneでこの機能をオンにしておくことで、いざというときにすぐに場所が確認できます。
設定は簡単。iPhoneなら、「設定」から「iCloud」を開いて、「iPhoneを探す」のメニューにアクセスし、「iPhoneを探す」設定がオフになっていたら、オンに切り替えます。オンになっていたら、そのままでOKです。設定を切り替えたときに、「位置情報の提供」の許可を求められたら、許可をしてください。
ただし、電源が切れていたり、電波の入らない場所にiPhoneがあったりすると、正確な場所が特定できないこともあります。そんなときでも、iOS 8には、「最後の位置情報を送信」という便利な機能が用意されています。バッテリー残量が少なくなったときに、位置情報を自動的にAppleのサーバに送る機能で、バッテリーが切れても最後に電源が入っていた場所を特定することが可能です。
iTunesでのフルバックアップ
iPhoneを紛失した場合、最悪端末を買い替えたりする必要に迫られます。そのとき、バックアップが取ってあれば、連絡先やメール、アプリのアカウント情報などは新しいiPhoneに復元することが可能です。ただし、このバックアップの作成には押さえておくべきポイントがあります。
1つは、iTunesをインストールしたWindows PCもしくはMacが必要なこと。もう1つは、このiTunesの「バックアップ」で「このコンピュータ」を選び、「iPhoneのバックアップを暗号化」のチェックボックスにチェックを入れておくこと。普段PCを使わない人には少々手間ですが、せめて月に1回、できれば週に1回くらいはこのバックアップを取っておくと、いざというとき安心です。
Apple Watchの機能
Apple Watchを使っているなら、Apple WatchにもiPhoneを探す機能があることを覚えておきましょう。
Apple Watchのグランスの中に、iPhoneの機内モードやお休みモード、マナーモードのオンとオフをが切り替えられるアプリが用意されていて、ここでApple WatchからiPhoneに音を出させることができます。
家の中でiPhoneの行方が分からなくなったときなどに、電話をかけてみたりすることがあるかもしれませんが、この機能を利用すれば、iPhoneがマナーモードになっていてもiPhoneからソナーの探信音のような音を出すことができるので、書類の下や布団の中などに埋もれていても見つけ出すことができます。
通信事業者の紛失・盗難サービス
NTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクモバイルなどの通信事業者は、iPhoneを紛失した際に、電話や通信ができないよう、回線を止めるためのサービスを用意しています。サポートセンターに電話しなくても、専用のWebページから手続きができる場合もあるため、実際にどんな手順でやればいいのか、事前に確認しておくといいでしょう。
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