iPhone 6sとiPhone 6s Plus、どれくらい重くなってる?
外観が前モデルとほとんど変わっていない「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」ですが、実は外形寸法がほんの少し変化していて、重さはかなり増えています。購入を迷っている人は、実機に触れてから決めた方がいいかもしれません。
「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」の予約受け付けが9月12日16時1分から始まりました。オンラインのApple Storeでは、ローズゴールドのiPhone 6s Plus 128Gバイト版が早くも品薄になっているようです。読者の皆さんの中にも、すでに申し込みを済ませた人もいるかと思います。
一方で、出遅れてしまうと発売日に入手できないかもしれないばかりか、発売後しばらく入手できないかもしれないという心配がありつつも、「やっぱり実機を見てから決めたい」「購入者の評判を確認してから買いたい」という人も多いのではないでしょうか。価格も発表されたばかりですし(しかもけっこう高い)、まだ分からないことも多く、じっくり検討することも必要でしょう。
個人的には、端末価格と重さの変化が気になっています。価格についてはすでにまとまった記事があるのでそちらを見ていただくとして、ここではiPhone 6sとiPhone 6s Plusの重さについて、少し細かく見ていきたいと思います。実機に触れてから購入を検討したほうが後悔は少ないかもしれません。
iPhone 6s Plusは192グラム!
仕様表を確認すると、iPhone 6sの重さは約143グラム、iPhone 6s Plusの重さは約192グラムであることが分かります。現在iPhone 6 Plusを使っている人なら、iPhone 6s Plusがけっこうな大きさと重さがあることは理解できると思いますが、それでもなお192グラムという重さには驚くのではないでしょうか。
今回、iPhone 6sとiPhone 6s Plusは、外形寸法はほとんど変わっていないにも関わらず、重さが大幅に増えています。おそらく「3D Touch」を実現するためのセンサーや「Taptic Engine」などの追加搭載、ガラスの強化などが影響しているのではないかと思われますが、看過できない変化です。
機種名 | iPhone 5 | iPhone 5s | iPhone 6 | iPhone 6s | iPhone 6 Plus | iPhone 6s Plus |
---|---|---|---|---|---|---|
外形寸法 | 58.6×123.8×7.6ミリ | 58.6×123.8×7.6ミリ | 67.0×138.1×6.9ミリ | 67.1×138.3×7.1ミリ | 77.8×158.1×7.1ミリ | 77.9×158.2×7.3ミリ |
重量 | 112グラム | 112グラム | 129グラム | 143グラム | 172グラム | 192グラム |
iPhone 5sやiPhone 5から乗り換える人もいると思いますので、合わせて比較できるようにしてみました。こうして見ると、iPhone 6とiPhone 6sでは14グラム、iPhone 6 PlusとiPhone 6s Plusには20グラムの重量変化があることが分かります。たかが14グラムや20グラムと思うかもしれませんが、元の重さに比べると1割以上増えているので、手に持つと明らかに違いを感じるはずです。
iPhone 6からiPhone 6s Plusに買い買える場合はなんと49グラム増、iPhone 5sからiPhone 6sへの買い換えなら21グラム増、iPhone 5sからiPhone 6s Plusへの買い換えになると80グラム増です。これはかなりの環境変化と言えるでしょう。
iPhone 6s Plusは、ケースやバンパーを付けるとほぼ200グラムになります。200グラムといわれてもピンとこないかもしれませんが、スーパーで売られているステーキ肉やバターなどを持ってみるとなんとなく実感できるかもしれません。
iPhone 5sからiPhone 6 Plusに買い替えてすぐの頃は、大きさも変わって重くなったので、よく手から滑り落としそうになっていました(実際何度か落としました)。iPhone 6sやiPhone 6s Plusは、3D Touchで画面のいろいろな部分を強く押し込んだりすることも増えるので、片手で操作していると、手の上でバランスを崩すシーンも増えそうです。
iPhone 6sにするか、iPhone 6s Plusにするか悩んでいる人や、iPhone 5やiPhone 5sからの買い換えを検討している人は、実機に触れてから判断することをお勧めします。
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