肩をもんではいけない? こりを取るなら○○をほぐせ!
肩こりがつらいという方は、自分の肩をもんでほぐす習慣があるかもしれません。しかし、それではなかなかコリを取ることはできないものです。実は、肩こりに効果があるのは別のパーツをほぐすことだったのです。
肩こりがつらいとき、家族などにもんでもらっている方も多いのではないでしょうか。しかし、実は肩こりを感じたときに肩を刺激するという方法は、さらに肩こりを助長させてしまう逆効果の方法だと言われているのです。
肩こりは肩をもんではいけなかった?
なぜ肩こりのとき、肩をもんでも効果がないのでしょうか? 肩こりとは、筋肉が固くなっている状態のことを指します。そして、同時に首などの肩周りの筋肉も硬く張っている状態にあります。そんなときに、無理に筋肉を伸ばそうとすると、筋肉は防御反応としてさらに自身を緊張させ、さらに硬くなっていきます。そんな状態の筋肉を無理に伸ばそうとすれば、当然、筋肉そのものの損傷にもつながります。
筋肉が傷めつけられれば、当然、痛みが発生して「肩こり+筋肉痛」といった、より一層悪化した状態になってしまうのです。
肩ではなく頭をもめ!
では、肩こりが起きたらどうすればいいのでしょうか? その一つの答えとして、肩ではなく、頭をもみほぐすと効果があるという説があります。今、世間では頭をもみほぐすエステなどが流行っていますが、そのようなエステに通う人たちは、「眠り落ち」の至福の瞬間を楽しみにしているのだそう。実は、頭のマッサージは、心地良い眠りにつくことができるくらい、リラックスを促すのです。
頭をほぐすとどうなる?
頭をほぐすとどのような効果が得られるのか、そのメカニズムを見てみましょう。
頭の筋肉をほぐすと、たまっていた老廃物やコリがほぐれて、排出されます。もし肩こりだけでなく、疲れが慢性化している、疲れがとれないという悩みがあるのであれば、頭のコリが問題かもしれません。
体調不良や疲れが取れない、顔がむくむなどが頻繁に起きる場合、頭が硬いことが原因の可能性があります。特にPCを長時間使い過ぎたり、考え過ぎたり、気を使い過ぎたりすると、脳がヒートアップして、頭痛や不眠、肩こりなどをもたらすといわれているのです。よって、おおもとの原因である脳を休めてほぐしてあげれば、自然と肩こり解消につながるといわれているのです。
もし肩こりがつらいときは、シャンプーのときのように、指の腹を使って力を入れ過ぎず、程良い心地良さを感じる程度に、頭のマッサージを行ってみましょう。
関連記事
- テレビで話題沸騰! 「皿回しエクササイズ」で首肩こりが改善?
今話題の「皿回しエクササイズ」は、ビジネスパーソンにとって悩ましい肩こりや首こりを改善してくれるというヨガ由来のエクササイズ。その効果に迫ります。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.