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体重115キロからの生還! 20年後も物書きでいるために――記者・編集者 朽木誠一郎さん(3/3 ページ)

話を聞いてみたいあの人に、生活習慣や健康のコツを聞く本連載。今回お話を伺ったのは、記者兼編集者として活躍されている朽木誠一郎さんです。

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20年後も物書きでいたい

 ――さきほど「前職の忙しかった時期には……」とおっしゃってましたけど、どれくらいの忙しさでした?

 途中からオウンドメディアの編集長を任され、一時期は10人ちょっとくらいのチームをみていたんですけど。スキル不足だったのと、マネジメントをする側だと自分の都合で時間を使えなかった部分もあって、生活ペースが大変なことになってました。

 3カ月間、1度も自宅に帰れなかった時期があって、ひたすら銭湯とオフィスを往復していたことも。100円ショップで下着とシャツを買って、着て、捨てる……を繰り返して、会社のソファで寝ていました。睡眠時間は2〜3時間だったかな……。ただ、この生活と環境で質の高い物を作り続けるのはシンドイ(笑)。

 入社してしばらくは自分が唯一の編集者だったので、僕が倒れると更新が止まってしまうという緊張感がありました。企業のオウンドメディアって、勘所をつかんでいる人は社内でも少なくて、替えがきかなかったりしますからね。

――3カ月間……ちょっとそれは壮絶ですね。

 自分は「持続可能な形で、ずっと物を書いて生きていきたい」という思いが強かったので、管理する側ではなく、もう一度プレーヤーに戻ってやってみようと思いました。頭の中で考えたことが形になって、場合によっては評価してもらえて、お金をいただける。記者や編集者って最高の仕事だと思いませんか?

 僕、本気で20年後もライターを続けていたいんですよ。そのために今何をするべきか、ということを考え抜いた結果、環境や生活スタイルを大きく変えることに決めました。長く現役を続けるためには、身体のことも無視はできませんからね。

――なるほど……朽木さんの仕事論、熱いです! 私も30品目のスープから試してみますね。ありがとうございました!


「自分のためにも家族のためにも、何年経ってもこの仕事を続けていたいんです」という朽木さん

中山順司(なかやま じゅんじ)

ロードバイクをこよなく愛するアラフォーブロガー。ブログ「サイクルガジェット」運営。”徹底的&圧倒的なユーザー目線で情熱的に情報発信する”ことがモットー。ちょっぴり健康が気になって、自転車でも始めようかなとお考えの方が、「こんなコンテンツが読みたかった!」とヒザを打って喜ぶ記事をつくります。


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