コシヒカリを超える?行列ができる米「青天の霹靂」とは
青森県が生んだ新品種のブランド米「青天の霹靂(せいてんのへきれき)」。10月10日から青森県内で販売がスタートしたこのお米について調べてみました。
青森県のある店舗では、発売日当日の早朝から150人以上の行列ができるほど、大きな期待が寄せられている県産米。青森県にとっては初の「特A」ランクを獲得したこともあり、大変な自信作となっているようです。東京など県外でも販売されることが決まっている中、ぜひその味のこだわりを予習しておきましょう。
青森県初の“特A”ランク
「特A」というのは、日本穀物検定協会が毎年行っている「米の食味ランキング」における最高位のランクのこと。おなじみのコシヒカリやひとめぼれ、ななつぼし、ゆめぴりか、あきたこまち、はえぬき、つや姫などの有名な米も「特A」がつけられています。
そんな中、青森産の「つがるロマン」や「まっしぐら」などは、「A」ランクや「A´(ダッシュ)」ランクを獲得してはいるものの、「特A」には及ばず。そこへ来て、この「青天の霹靂」は県産米初の特Aを獲得したことで、大きな注目を集めています。
「ひとめぼれ」の系統を引き継ぐ
「青天の霹靂」はふっくらとやわらかく、適度なねばり気とツヤがあり、保温した後もつぶれない、適度な硬さが自慢。しかも上品な甘さが残るといいます。とてもおいしそうに聞こえますが、普段食べているお米とはどのように異なるのでしょうか?
そこで、まだ見ぬその味を、「青天の霹靂」が秋田県産米の「ひとめぼれ」の系統だというところから想像してみます。
強敵「コシヒカリ」とはどう違う?
「ひとめぼれ」の味の特徴を知るために、おなじみの「コシヒカリ」との味の違いを探ってみましょう。
ちなみに「魚沼産コシヒカリ」は、26年間ずっと特Aを獲得している強敵! 「ひとめぼれ」と比べると、もっちり感は似ているものの、ややかたく、味が濃いのが特徴だといわれています。ご飯が冷めた後のねばり気については、「ひとめぼれ」のほうが勝っており、「コシヒカリ」よりももちもち感とやわらかさ、そして甘みに優れているようです。
まとめると、インパクトのある味を好むなら「コシヒカリ」。やわらかな食感重視の人は「ひとめぼれ」。といった違いがあるようです。この「ひとめぼれ」に近いと予測される「青天の霹靂」は、実際、どのような味がするのか楽しみなところです。
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