データで見る鍋料理! 最も鍋好きなのは意外?なあの県
そろそろ肌寒さを感じるようになってきました。間もなく鍋の季節到来です!そんな鍋は、都道府県別ではどんな具材が愛され、どんな鍋が食べられているのでしょうか?
みなさんは鍋料理をひと冬にどれくらい食べていますか? 一口に鍋といっても地域によって定番は異なりますし、入れる具材も味付けもさまざま。そこで、都道府県別に、どのような鍋や具材が多く食べられているのかをデータから探ってみます。
ひと冬で全国平均11.31回、香川県が1位!
ウェザーニュ−ズが全国の男女16428人行った「鍋」に関する2011〜2012年の調査によれば、ひと冬に食べる鍋の回数は、全国平均が11.31回、都道府県別では香川県が1位で13.54回。冬に人気の料理だけあって、寒い地方で食べられることが多いようなイメージがありますが、ちょっと意外ですよね。
次いで奈良県の13.40回、和歌山県の13.37回、徳島県の13.12回と続きます。東京都は35位の10.95回と平均をやや下回る結果。最下位はやはり気候的な影響からか、沖縄県の9.22回でした。ただし、沖縄県は一回の鍋にかける金額が1375円と1位となっており、回数は少なくとも、より豪華に食べる傾向があるようです。
好きな鍋は? 全国では寄せ鍋が断トツ、キムチ鍋、すき焼きも人気
同調査では、好きな鍋の種類ランキングも出ています。1位は寄せ鍋の3956票で、断トツ。次いでキムチ鍋1947票、すき焼き1905票とほぼ同率になっていました。
都道府県別に見ると、多くの場所で寄せ鍋が1位となる中、秋田県の1位は「きりたんぽ鍋」や「しょっつる鍋」などのご当地鍋、新潟県はちゃんこ鍋2位、おでん3位、福岡県と佐賀県はもつ鍋が1位と、地域色が出ていました。
よく使われる鍋の具材は?
総務省統計局の2014年家計調査では、鍋の具材にかかる支出額が分かっています。特に10月〜12月に支出が増える食材に「油揚げ・がんもどき」「揚げかまぼこ」「こんにゃく」「生シイタケ」などが目立っていたことから、鍋の具材として購入されているのではないかと推定されています。
また、寄せ鍋に欠かせない「白菜」については、特に関西地方の鍋「てっちり」「ハリハリ鍋」「ぼたん鍋」「鴨鍋」などと相性が良いことから、全国平均546円の支出のところ、大阪市では771円、神戸市では754円とはくさいへの支出額が顕著に高くなっていました。
引越しの見積もり&比較サイト「引越し侍」が2014〜2015年にかけて行った調査によれば、鍋に欠かせない具材は、全国で1位が白菜、2位が豆腐、3位が豚肉。鍋の最後に楽しむシメとしては、ご飯が45%、うどんが38%、中華麺が14%と、ご飯派と麺派に真っ二つに分かれていました。
関連記事
- データで見るインスタントラーメン 消費量の多い国・都道府県は?
今年初め頃、インスタントラーメンのような即席麺の値上げが発表されてから、その人気の低迷が予想されたものの、国内はもちろん世界でも変わらずインスタントラーメンは人気のようです。 - 水軍鍋って?150種以上、カレーだけじゃない海自レシピの魅力
海上自衛隊といえば金曜日の海軍カレーですが、ほかにもさまざまな食事メニューがあります。我が国の海上防衛を支えるおいしいレシピが、国民から非常な人気を集めています。 - 煮る焼く蒸す炊く揚げる!1台5役のレコルト「ポット デュオ カリテ」を使い倒す
1台で煮る、焼く、蒸す、揚げる、炊くの5種類の料理が作れるレコルト「ポット デュオ カリテ」。せっかくなので使い倒してみました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.