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ウォーターサーバーの節電を考えるcado×CLYTIAの機能にほれた

ウォーターサーバーは、あるととても便利な製品ですが、保冷・保温のためにかかる電気代は、普段意識しないコストです。うまく節電してランニングコストを下げる方法があるのか確認してみます。

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cado×CLYTIA
cado×CLYTIAのウォーターサーバー

 ウォーターサーバーのある生活を始めると、いつでも冷たい水が飲めるので、ジュース類を飲む機会が減ります。おいしい天然水があればそれで事足りてしまうわけです。また、逆にポットのようにお湯がすぐ出るので、コーヒーやお茶は、お湯を沸かす手間なく入れられ、飲む機会が増えます。結果的に、ウォーターサーバーを導入すると、水の消費量は徐々に増えていきます。

 今やウォーターサーバーは我が家に欠かせない家電の1つになっていて、それがない生活にはもう戻れそうにありません。次回紹介する予定の大掃除のタイミングで、ウォーターサーバーが数時間使えなくなったのですが、それだけで相当難儀しました。

 さて、そんな我が家では、デザインのかっこよさから、cado×CLYTIAのウォーターサーバーを使っているのですが、水を冷やしたり、温水を保温したりするためにそれなりに電気代がかかっています。cado×CLYTIAのウォーターサーバーの場合、温水・冷水ともに各400cc/日、24リットル/月使用時、22円/kWhとして算出すると、月額630円くらいになるとのこと。我が家だと月に48リットル以上消費していますので、確実にこれ以上かかっているはず。今回はこれを節約する方法を考えてみます。

cado×CLYTIA
操作パネルに便利な機能が用意されています

周囲が暗くなると温水の保温をオフに

 cado×CLYTIAのウォーターサーバーにはちょっと気の効いた便利な機能が用意されています。その1つが「エコモード」。外出時や就寝時など、光センサーで部屋が暗くなったことを感知すると、自動的に温水タンクの電源をオフにしてくれる機能です。比較的長い時間温水を利用しなさそうな状況を自動的に判断し、電気代を節約してくれます。

 エコモードが1日あたり6時間動作したと仮定すると、1カ月の電気料金は通常630円くらい(計算条件は前述と同じ)のところ、504円程度と、約2割減るといいます。使用状況によって実際の電気料金は変わりますが、日中、家族が全員外出するような場合にも、カーテンを閉めておくとエコモードが動作するので、それなりに節約ができるように思います。

冬場は冷水を冷やしすぎない

 もう1つ、cado×CLYTIAのウォーターサーバーに用意されている便利な機能が「弱冷水モード」です。このモードをオンにすると、通常8度前後に保たれている冷水の温度が、15度前後になります(冷水が冷え切っている状態から弱冷水モードへの切り替えを行った場合、冷水の温度が15度前後になるには約8時間かかります)。

 弱冷水モードは、冷たい水が苦手な人にやさしいのはもちろんですが、設定温度を高めにすることで、電気代の節約にもつながるはずです。冬場にオンにしておけば、ほどよく冷たすぎない温度の水がいつでも出せて便利です。キーンと冷えた感じではありませんが、15度でも十分冷たさは感じるので、のどごしもすっきりしています。

 例えば煮炊きをする際にウォーターサーバーの水を使う場合、8度の水だと火にかけた後沸き立つまでに少し時間がかかりますが、弱冷水モードの15度なら多少調理時間の短縮につながります。ウォーターサーバーの水を、常温でも使えたらいいのにな、と思ったことがある人は、ぜひ試してみてください。

 なお、炊飯器で米を炊く際には、冷水を使った方がよりおいしくなるそうです。使い始めた当初は弱冷水モードの方がいいのではないかと思っていましたが、調べてみたところ違っていました。電気代をほんの少し節約するより、ご飯をおいしく炊きたい、という人は、弱冷水モードはオフの方が良さそうです。

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