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ウォーターサーバーの水の消費量とストックを考える

ウォーターサーバーを導入すると、どれくらいのコストがかかるのか。3人家族で実際の消費量がどれくらいあるか計算してみました。また、飲料水の備蓄を確保するためのストックについても実例をご紹介します。

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 ウォーターサーバーを導入しようと考えたとき、最初に迷うのが「サーバーを買うか、レンタルするか」と「毎月どれくらいの水を頼むべきか」という点だと思います。サーバーを買うべきかどうかは、デザインや置く場所の好み、予算に合わせてある程度選べると思います。サーバーにこだわらないなら、月額無料でレンタルできるものもあります。ですので、難しいのは、水はどれくらい注文すればいいのか、というところではないでしょうか。

 飲料水の宅配業者各社は、申し込み前に、たいてい目安となる水の量を提示しています。CLYTIAブランドの天然水を宅配しているウォーターダイレクトの場合、購入本数の目安というページで、「平均的に1日コップ2杯(1杯200mlとして)程度を飲むと想定した場合、おひとりあたり月に1本」と案内しており、同社の12リットルのボトル換算で、だいたい1カ月に1人1本を目安としています。

 実際に契約した人が1日当たりどれくらい水を飲んだり使ったりするかは、それぞれ異なるので、基準を設けないと目安を出すのが難しいのが実情です。本当に1人当たり月に1本でいいのかというと、利用モデルが違うだけで簡単に前提が変わってくるので、一概には言いにくいのです。

 では実際にどれくらい使っているのか、筆者の自宅での具体的な使用量を見てみましょう。

CLYTIAの天然水
3人家族で1カ月にどれくらい天然水を消費しているのか、具体例でご紹介します

40代夫婦と中学生の子供がいる3人家族の消費量

 筆者は3人家族ですが、中学生の子供がジュースをあまり飲まず、好んで水を飲むこと、米を炊くときに天然水を使うことなどもあって、1カ月の消費量はだいたい12リットルのボトルで4本から5本の間くらいです。結構多い方ではないかと思いますが、早いときには日曜日にボトルを交換して、火曜日くらいには表示がオレンジ(残量50%以下)に変わり、木曜日か金曜日くらいに飲みきるくらいのペースです。

 分量で言うと、自分がだいたい1日に400mlくらい、妻は1日300mlくらい、子供は600mlくらい飲んでいます。さらに、米は1回3合炊くことが多いので600mlくらい(ただし毎日必ず炊くわけではありません)。そのほかに、朝コーヒーを入れるのに500mlくらい(入れない日もあります)、まれに水を捨てない料理、例えば煮物などに使うこともあります。多いときでだいたい1日2リットル、少ない日は1日1.3リットルといったところです。

 やはり炊飯に使うと消費量は格段に増えます。ボトル1本が1週間持つときは、だいたい米を炊いたのが少ない週だったりします。炊飯や料理には、別途浄水器を通した水を使うなどすることで、消費量を減らすことは可能だと思います(もちろん水道水をそのまま使ってもOK)。

 金額で計算すると、我が家は3年契約の「ずっとクリティアプラン」で、cado×CLYTIAウォーターサーバーを利用しているため、12リットル当たりの金額は1566円なので、6264円か9396円。CLYTIAの天然水は2本ずつの配送になので、月に注文するのが4本の場合は6264円、6本注文する場合は9396円ということです。1日あたりで計算すると、4本の場合で約209円、6本の場合は約313円です(なおウォーターサーバーは買い切りなので計算に入れていませんが、4万6656円かかっています)。

ボトルは何本ストックしておく?

 CLYTIAの天然水宅配は、1回の配送が2本単位で、配送の期間が柔軟に設定できます。消費するペースに合わせて新しい水を届けてもらえるので、契約したらしばらくは、ほどよいペースを見付けるため、こまめに調整してみるといいでしょう。恐らく最も一般的なのは「○週ごとにお届け」という形だと思います。現在筆者は「2週ごとにお届け」を利用し、不足しそうなときだけ個別に注文をするようにしています。

 ○週ごとにお届け、のほかに、「毎月第○週の○曜日にお届け」や「毎月○日にお届け」という指定も可能です。毎月2本しか消費しないようなケースでは、月末や月初に定期的に届くようにしてもいいでしょう。

 配送のペースに加えて、もう1つ考慮しておきたいのが、何本家にストックするか、という問題です。なくなってから注文するのでは、使えない期間が生じてしまいますので、なくなる前に次のボトルが届く用にスケジュールを組む必要がありますが、そのバッファを何本見ておくかは、貯蔵用のスペースを取るので、悩むところではないでしょうか。

 我が家では、いざというときの水の備蓄として天然水をストックしているので、常時3〜4本は家にあるように調整をしています。残りのボトルが3本になったら、次の2本が届くように管理しているわけですね。ちょっと消費のペースが速いときは、Webサイトから追加で2本注文します。CLYTIAの天然水は、未開封状態なら賞味期限が6カ月あるので、備蓄を確保するのにも便利です。

CLYTIAの天然水の賞味期限
CLYTIAの天然水の賞味期限は製造から約6カ月。配送時の外箱に期限の表示があります

 地震などの災害時に備えて備蓄しておくべき飲料水の量は、政府広報オンラインによると、「1人1日3リットルを目安に、3日分」を用意することが推奨されています。我が家の場合、3人家族なので1日あたり9リットル、その3日分ですから27リットルが最低限の備蓄量ということになります。27リットルだと、12リットルのボトルで2本強。3本だと36リットルでちょうど4日分になるので、3本以下にはならないようにしている根拠はここにあります。

 実際は、廊下の邪魔にならない位置に2本ずつ並べて積み上げているので、4本か5本くらいのストックになっていることが多いです。

CLYTIAの天然水を備蓄
我が家では飲料水の備蓄も兼ねて、常時3〜4本は必ずストックがあるようにしています。届いたばかりだと5本あるときも

 ちなみに、備蓄している天然水は、停電している場合ウォーターサーバーが使えないので、何らかの形でコップなどに注げるようにする必要が生じますが、そのための機材についてはまた回を改めてご紹介したいと思います。

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