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これなら続くかも? アクセサリー感覚で身に着けられる「ムーヴバンド3」(2/3 ページ)

ドコモ・ヘルスケアの活動量計「ムーヴバンド」が、機能をブラッシュアップして登場した。着けていることを意識しないですむほど軽く、主張しすぎないデザインがポイントだ。生活習慣の改善に役立つのか試してみた。

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本体で活動量がチェックできるように

 新しくなった点といえば、やはり一番分かりやすいのがディスプレイだろう。「ムーヴバンド3」では、ディスプレイがついたことで、最新の活動量はスマートフォンを見なくても確認できるようになった。

 アクティブな時間を、10分単位の経過時間でディスプレイに表示しつつ、振動で教えてくれるのも新しい。歩き続けていると飽きてしまうこともあるが、10分、20分、30分と経過時間が分かると励みになる。また、目標歩数を達成すると、ディスプレイにお祝いのアニメーションが表示されるようになった。

 また、食事時間を記録できるようになったのも覚えておきたいポイントだろう。食事を始める前に、Bボタンを押してフォークとナイフのアイコンを表示させたらSetボタンを押す。これでその瞬間が食事の時間として記録される。食事の記録は「WM(わたしムーヴ)」からも見られる。

 このほか、測定機能として、アクティブな時間がプラスされたのも新しい。特にこれまで使ってきたユーザーなら、歩数だけでなく、アクティブな時間を増やそうといった新たな目標を設定できそうだ。

ムーヴバンド3
Setボタンを押すと時間を表示する。常時点灯はしない
ムーヴバンド3
ムーヴバンド3
歩数表示
ムーヴバンド3
ムーヴバンド3
消費カロリー表示
ムーヴバンド3
ムーヴバンド3
設定
ムーヴバンド3
ムーヴバンド3
食事の記録。カトラリーのアイコンを出してからSetボタンを押すと、その時間が記録される
ムーヴバンド3
設定からバッテリー残量も表示できるようになった
ムーヴバンド3
アクティブに過ごしていると、経過時間を表示。夜間だったためかなりぶれているが、50分になったと知らせてくれた
ムーヴバンド3
目標の10000歩を達成したところ
ムーヴバンド3
バンドのディスプレイ中にアニメーションが現れた

運動量、生活習慣、睡眠の質の変化をチェックできるWM(わたしムーヴ)

 今回のリニューアルは、デバイスだけではない。アプリWM(わたしムーヴ)もデザインが大きく変更されている。変更前は活動をムーヴという単位に置き換え、達成率を馬蹄形で表示していたが、リニューアル後は数字だけになった。しかし1画面内ですっきり見やすくなっている。

ムーヴバンド3
全面的にデザインが変わったWM(わたしムーヴ)

 確認できるのは、歩数、アクティブな時間(早歩き、ジョギング)、消費カロリー、移動距離、睡眠(睡眠時間、浅い、深い、寝ている時間帯)、食事の時間、体重、体温、血圧。体重やその他の体温、血圧は、別のハードウェアまたは任意の入力で記録可能となる。

ムーヴバンド3
歩数
ムーヴバンド3
消費カロリー

ムーヴバンド3
アクティブ時間
ムーヴバンド3
移動距離

 中でも気に入っているのは睡眠サイクルが見られる画面だ。1日単位の詳細画面がないかわりに、7日分のデータがまとめて見られるのだ。しかも横軸に時間、縦軸に日付がプロットされているので、睡眠時間帯のズレが視覚的に分かりやすい。睡眠を表す帯内は、ちゃんと眠りの深さで色分けされているので、生活習慣と睡眠の質の変化をコンパクトにまとめて見られるように工夫されている。たったそれだけのことと思うなかれ。就寝時刻と睡眠の質、実際の体調の相関関係がつかみやすくなるいい表示なのだ。

ムーヴバンド3
睡眠の記録が見られる画面。寝ている時間も長さもバラバラで、生活習慣の乱れが示唆される

 食事の記録画面では、いつ何回食事をしたかが視覚的に確認できる。食事に関してはそれだけ。食事の記録というのは、どうしてもカロリー計算に意識がいってしまい、長続きしない人も多いはず。WM(わたしムーヴ)ではカロリーや成分を入力することはない。重視しているのは、何を何カロリー食べたかではなく、“いつ食事をしたか”(ちゃんと規則正しく食事をとっているか)なのだ。時間だけ記録すればいいので、非常に気が楽。しかもムーヴバンド3でボタンを押すだけなので、それほど手間もかからない。

ムーヴバンド3
食事をした時間が見られる画面

 できれば睡眠時間帯と食事のタイミングは、生活習慣を見るうえで大切なので、1日分まとめて見たいところ。こちらは有料サービスの「からだの時計 WM」 の「生活リズム」で実現されている。とりあえず無料は別々というわけだが、このような睡眠や食事の表示は、他の活動量計では見られないスタイル。ドコモのヘルスケアへの取り組みのホンキ度が見えているところであると感じたのと同時に、WM(わたしムーヴ)がからだの時計とは別に、単独で活用しうるだけのアプリになったと思える点でもある。

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