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これなら続くかも? アクセサリー感覚で身に着けられる「ムーヴバンド3」(3/3 ページ)

ドコモ・ヘルスケアの活動量計「ムーヴバンド」が、機能をブラッシュアップして登場した。着けていることを意識しないですむほど軽く、主張しすぎないデザインがポイントだ。生活習慣の改善に役立つのか試してみた。

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操作性には不満も

 デザインが洗練されたことで、不満がなくなったわけではない。

 まずボタン。食事の時間を記録できるのは便利なのだが、3つもあるのでアラームのスヌーズを有効にすると大変だ。スヌーズを停止させるのにディスプレイの表示をよく見て、Yes、Noを切り替えてからSetボタンを押さなくてはならない。寝起きでどのボタンを押すのか判断するのが難しいうえ、しょぼしょぼの目で小さなディスプレイを見ながら小さなボタンを操作するのは苦行だ。できればディスプレイを見なくても、Setボタンの長押しなどで停止できるようになるとありがたい。

 睡眠や食事のデータの追加編集ができないことや、記録し忘れたと気づいたときに追加できないところも不満だ。

ムーヴバンド3
睡眠時間を修正したら、すべて深い眠りになってしまった例

 睡眠時間を修正すると、すべて深い眠りになってしまうし、デバイス側で就寝時刻を2時27分と自動的に記録しているにもかかわらず、起床時間を修正しようとすると、開始時刻が5分単位でないから保存できないといってエラーになってしまうようだ。記録しておいてこれは困る。

 食事の時間はアプリでは追加できず、削除のみ。多忙なビジネスパーソンほど記録しわすれることも多いのではないかと思う。有料サービスのからだの時計 WMからなら間食を含めた食事の時間を追加できる。しかしからだの時計では削除ができないようだ。2つのアプリを駆使しないとデータのメンテナンスができないというのは不便である。あとからでも追加できれば、記録の精度も高まると思うのだがいかがなものだろうか。

ムーヴバンド3
からだの時計 WMを使うとあとから登録できる
ムーヴバンド3
からだの時計 WMで見た睡眠と食事の記録のまとめ

 また、入浴中テーブルに置きっぱなしにしていると、その時間が睡眠としてカウントされてしまうこともあるようだ。後からその時間帯分だけ削除すればいいのだが、装着して入浴できないだけに、すっきりしない。

アクセサリー感覚で身につけて生活習慣を改善

 とまあ、なんだかんだと不満もあるものの、この美しさにはドコモの気合いを感じる。高機能な活動量計には、密かに心拍センサー搭載ブームが訪れている中、心拍センサーのないモデルということで、機能的にやや見劣りするところもあるが、ここまで綺麗に仕上げてきてくれたので、時間は常時表示するか、腕を返したときに表示してくれると、おしゃれなデジタル腕時計っぽくなって使い勝手が増すと思われる。

 得られた数値が何を意味するか、今自分がどういう状態にあるかといったインサイトが欲しい場合は有料サービスが必要になるものの、生活習慣改善の第一歩を踏み出したい方には手頃な製品と言えるだろう。

ムーヴバンド3
ボタンを押さなくても時間がわかると嬉しい
ムーヴバンド3
アプリに同期しなくても当日の実績が見えるのは便利

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