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アウトドア・フィットネス分野でシェア拡大を目指すGarmin 「fenix3J Sapphire Titanium」と「vivofit 3」を発表(1/2 ページ)

Garminが、日本国内では初めてとなる製品発表会を開催した。そこで発表されたのは、アウトドア向けのハイエンドGPSウォッチ「fenix3J Sapphire Titanium」と、活動量計のエントリーモデル「vivofit 3」だ。

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Garmin
ガーミンが日本初のプレスイベントを開催

 ポータブルGPSナビなどで知られるGarminが4月11日、日本では初となる製品発表会を開催し、活動量計のエントリーモデル「vivofit 3」と、アウトドア用の「fenix3J Sapphire Titanium」を発表した。また、ガーミンの成り立ちやこれまでの歩み、今後の目標を説明したほか、Jリーグ・ジュビロ磐田所属の松井大輔選手によるトークセッションも行った。

 Garminとは、Gary Burrell(ゲイリー・バレル)氏とMin H. Kao(高民環)氏の2人が、1989年に米国で創業した、GPSなどの位置情報、通信技術の開発をするメーカー。現在世界50拠点に、1万1400人の従業員を抱え、自動車、航空機、フィットネス、海洋、アウトドアの5つのセグメントで製品を展開しているパイオニアだ。社名のGarmin(ガーミン)は、創業者2人の名前を組み合わせたものだという。

 創業時から現在までに、1億6110万個のデバイスを発売しており、日本ではいいよねっとをディストリビューターに、過去15年にわたり販売活動を続けている。すでにサイクリングやアウトドアジャンルでは人気のブランドとなっているが、今回は日本ではじめての製品発表会となった。

日本におけるアウトドア、フィットネス分野でのシェア拡大を目指す

 冒頭、アジア地区担当セールスディレクターのトニー・アン氏が、Garminのブランドについて説明。同氏によれば、すでに日本の市場でも、アウトドア分野のランニングGPS、ハンドヘルド、サイクリングコンピュータなどの製品で、マーケットリーダー的な位置を占めているという。市場のセグメントでリーダーになることをビジョンとして掲げている同社としては、「日本におけるアウトドア、フィットネス分野でのシェアを拡大したい。特にウェアラブルデバイス市場が大きく拡大している。ここで大きくシェアを伸ばしていきたいと考えている」ことから、「アウトドア、フィットネスにおける美しい製品をお目にかけたい」と意気込みを語った。

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トニー・アン氏
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創業から現在まで1億6110万個のデバイスを発売
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日本では15年以上ビジネスを展開
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今後は各カテゴリでグローバルリーダーとなることを目標に掲げている

 続いてアジア地区担当シニアマーケティングマネージャのスコッペン・リン氏が、同社の時計型デバイスの歴史と誕生秘話を紹介。かつて起きたケータイの小型化にあわせて、GPSを小型化してみたところ失敗。アウトドアカテゴリーのユーザーは小型化を望んでいなかったことが分かったという。そこで再起をかけて「小さなGPSウォッチに面白い機能を付けられないか?」という発想のもと誕生した製品が、現在のウェアラブルデバイスのルーツなのだという。

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スコッペン・リン氏
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Garminといえば、という製品群
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女性エンジニアが描いた製品のイメージを実際のメモで紹介
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懐かしい製品も紹介された
Garmin
Garminウォッチテクノロジーと、アウトドアGPSテクノロジーが融合した結果……
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fenixシリーズが誕生した

軽さと耐久性、美しさを兼ね備えた「fenix3J Sapphire Titanium」

 ウェアラブルデバイスの技術と、アウトドアのGPSの技術が統合して誕生したのが、「登山家のための時計」といわれるfenixシリーズ。fenixは、アスリート、ライフスタイル、トレイルランナー、アウトドアカテゴリのハイエンドモデルで、苦難に立ち向かう姿勢を不死鳥のフェニックスに重ねてネーミングされているという。

Garmin fenix3J
fenix3Jの通常モデル
Garmin fenix3J
fenix3J Sapphire
Garmin fenix3J
fenix3J HR(心拍センサー付きモデル)
Garmin fenix3J
左がSapphireモデル、右が通常モデル。違いはベゼルの色
Garmin fenix3J
fenix3J Sapphire Rose Gold

 すでに2015年1月からfenix 3シルバー&ブラック、Sapphireを販売していたが、今回ベゼルとメタルバンドに、ダイヤモンドライクコーティングを施したチタンが使われ、ガラスにサファイヤガラスを採用したモデルをリリース。それが今回発表したfenix3J Sapphire Titaniumだ。シリーズの中でも最も高級なモデルだという。

Garmin fenix3J
fenix3J Sapphire Titanium

 fenix3J Sapphire Titaniumは、マットブラックのカラーでを採用し、アウトドアからタウン、ビジネスシーンまでフィットする落ちついたデザインに仕上げている。ラバーバンド装着時の重さは約79g、サイズは幅51×奥行き51×厚さ16mm。ディスプレイはメモリーインピクセル半透明型カラー液晶サファイヤレンズを採用しており、解像度は218×218ピクセル。バッテリーは充電式リチウムバッテリーで、GPSモードで最大約50時間、時計モードで約6週間稼働。充電には専用のUSBクレードルを使用する。

 高度計、気圧計、コンパスを搭載。GPSアンテナはEXOアンテナで、受信性能は3測位。ロシアが運用している衛星測位システム「GLONASS」、準天頂衛星測位システム「みちびき」にも対応しており、GPS精度が非常に高いという。

Garmin fenix3J
落ちついたマットブラックを採用
Garmin fenix3J
ペリカン社製「Pelican 1150」PROTECTORケースに収納して販売

 「ランニングダイナミクス」をサポートし、足の上下動や接地時間、ランニングケイデンスを測定できるほか、活動量の記録も可能で、ランニング、水泳、ゴルフ、サイクリングにも使えるという。また、電話、SMS、メッセージ、メール、カレンダー、SNSなどの通知機能、音楽コントロール機能、スマートフォン検索機能も備える。

 2016年4月21日発売予定で、価格は13万8000円(税別)を予定。米軍も採用しているペリカン社製「Pelican 1150」PROTECTORケースに収納して販売する。

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