検索
レビュー

G-SHOCKを使ってた頃を思い出す カシオのスマートウォッチとアウトドアを楽しむ(4/4 ページ)

カシオ計算機が満を持して開発したAndroid Wear搭載の「Smart Outdoor Watch WSD-F10」。個性的なこのスマートウォッチの使い勝手はどんなものか、カシオのフリースタイルデジカメ「Outdoor Recorder EX-FR100」と一緒に遊ぶとどう楽しいか、いろいろ試してみた。

advertisement
前のページへ |       
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

WSD-F10からFR100をコントロールしてみる

 WSD-F10ならではの面白さの1つに、同社のフリースタイルカメラEX-FR100との連携機能がある。WSD-F10をファインダー代わりに写真や動画が撮影できるのだ。

 もともとFR100はカメラ部とコントローラー部をBluetoothでペアリングしてつないでいるので、WSD-F10の「EXILIM Controller」というアプリを使えば、WSD-F10のBluetoothを使ってFR100のカメラ部とペアリングできるのだ。

 FR100のカメラ部を電源とシャッターボタンを押しながら起動し、オレンジのインジケータが点滅したら、EXILIM Controllerを起動。うまくつながったらペアリング。

WSD-F10
EXILIM Controllerを起動

 すると、このように、カメラの捉えた画像が時計に表示されるのだ。

WSD-F10
FR100のカメラ部と連携

 TOOLボタンがシャッターボタン、APPボタンが録画ボタンに割り当てられる。PLAYと書いてあるところを上にスライドすると再生モードになる。

 一度ペアリングすれば、次からはEXILIM Controllerを起動するだけですぐつながる。右から左にフリックするとインターバル撮影モードになる。機能はシンプルだが、FR100のコントローラー部を持ち出さなくても左手の時計だけで操作できるのでよいのだ。

 もちろん時計上は円形に表示されているけれども、撮影画像は円形じゃないので念のため。

 例えばこんな風におでこにカメラを装着してインターバル撮影を開始。

WSD-F10
おでこにカメラを装着
WSD-F10
WSD-F10の画面はこんな感じ

 インターバル撮影なので一定時間ごとに勝手に撮っていってくれる。撮れた中から2枚。

WSD-F10とFR100
FR100でインターバル撮影した写真 その1
WSD-F10とFR100
FR100でインターバル撮影した写真 その2

 ハンズフリーで思わぬものが撮れててなかなか楽しい。

 次に、手動で静止画を撮ってみたの図。これがまさに撮った瞬間の絵だ。

WSD-F10とFR100
WSD-F10が写るように腕を持ってきて、身体につけたカメラで撮影

 とまあWSD-F10でしばらく遊んでみたわけだが、いざ使い出すとすっと腕に馴染んでくれた。

 昔、G-SHOCKを使ってた頃を思い出すわけで、常時表示オンにしておけばいつでも違和感なくさっと時刻を見られるし、歩いたり走ったりしてるときはいつでもこれで歩数なり距離なり知りたい情報をチェックできるし、夕焼けを撮りたいなと思ったらこれで日没の時間をすぐ見られるし、海へ撮影に行ったときは潮位をチェックしながら計画を立てられる。

 思ったより便利に使えた。

 Android Wearとして普通に地図をチェックすることもできるし。

WSD-F10で地図
地図表示

 ただ、Android Wearなのでしょうがないのだが、ちょいと通知が邪魔。もうちょっとうまく処理できないかな、ただ時刻を見たいだけなのにこれが邪魔だな、ということがけっこうあったのだ。

WSD-F10通知
Android Wearの通知はカスタマイズしないと結構邪魔

 通知をオフにすればいいのだけど、通知が腕に来るのでそこで簡単なものならチェックできるってのはスマートウォッチのウリの1つであるからオフにするのもなんだかなと思うし。

 使ってて気になったのはそのくらい。あとは、予想以上に気に入ってる。

 何より「常時時刻が表示されている」「専用のツールが便利で屋外で走ったり歩いたりしてるときはけっこうマメにチェックしちゃう」「文字盤のデザインがカシオらしい」の3点がいいのである。

 文字盤のデザインって重要で、スマートウォッチの文字盤のデザインは自由なのだけれども、だからといって奇をてらったりデザインの面白さを優先したものって、結局常用には向かない。その点カシオは「デジタルが得意な腕時計メーカー」だけあり、スマートウォッチを意識させない普通の文字盤なのに、ちゃんとスマートウォッチならではの情報がそこにあるというバランスがとれてるのがいいのだ。

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る