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コラム

CLYTIA 「阿蘇のお水」の今

天然水の宅配サービス「CLYTIA」には、熊本地震による被害が大きかった南阿蘇村で採水されている「阿蘇のお水」もラインアップされています。

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CLYTIA 阿蘇のお水

 前回、「ウォーターサーバーの水の消費量とストックを考える」と題して、普段どれくらい水を消費しているか、そして災害などに備えてどれくらい水をストックしておくべきか、といった話をしたわけですが、なんとその直後に熊本・大分で大きな地震が発生しました。被災した方やその関係者のみなさまには、心からお見舞いを申し上げます。

 それに続いて今回は、ストックしておいた水を、いざというときに引用に使うのに便利なツールをご紹介する予定だったのですが、予定を変更して、今回の地震で大きな被害が出た、南阿蘇にある、CLYTIAの「阿蘇のお水」の供給元について、伺った話をまとめてご紹介しておこうと思います。

「阿蘇のお水」の供給元は

 CLYTIAブランドで展開されているウォーターダイレクトの天然水宅配サービスでは、「富士山のお水」「金城のお水」「阿蘇のお水」という3種の水を用意しています。基本的には、この3つの中から、近い場所の天然水を届けてもらうわけですが、12リットルボトル1本当たり108円の追加料金を払うことで、遠い採水地の天然水も届けてもらうことができます。関東エリアでは、普通に契約すると富士山のお水が届きますが、阿蘇のお水を契約する人も少なからずいるといいます。

 今回、熊本の地震のニュースを見ていて気になったことの1つが、この阿蘇のお水の工場は大丈夫なのだろうか、という点でした。

 ウォーターダイレクトによると、熊本県阿蘇郡南阿蘇村にある阿蘇のお水の製造元、ハイコムウォーターの南阿蘇村工場は、停電などがあったそうですが、工場やスタッフには被害はなかったとのこと。稼働および揚水量にも問題はないということでした。ただ水質については、現在詳細を確認中で、完全復旧までまだ時間を要するといいます。定期配送は、現在他の水源の水で対応しているそうです。

CLYTIA 阿蘇のお水
CLYTIA 阿蘇のお水

水の在庫は支援に

 なお、ウォーターダイレクトと、業務提携先のプレミアムウォーター、ハイコムウォーターの3社は、熊本エリアでの飲料水不足への対応として、自主的支援および関係機関からの要請を受け、救援物資として、熊本県庁や小学校や中学校、そして公民館などに、下記支援を行っています。

  • ウォーターサーバー:16台
  • お水(12Lボトル): 980本(1万1760リットル)
  • お水(10L バッグ・イン・ボックス):300本(3000リットル)
  • プレミアムウォーターのお米:100?

 南阿蘇村工場にあった阿蘇のお水も、支援物資として現地で活用されています。

 今回の熊本地震の被災地の中でも、熊本県上益城郡益城町と並んで、特に被害が大きかったとされる南阿蘇村だけに、1日も早い復旧が待たれます。

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