通勤中の電車内でお腹が痛くなったり、緊張するプレゼンの前に胃腸の調子が悪くなったりしたことはありませんか? もしかしたら放っておくと怖い「過敏性腸症候群(IBS)」である可能性も。
「過敏性腸症候群」が疑われる場合、食事はどのようなことを心掛けるといいのでしょうか? 気を付けるべきことを紹介します。
「過敏性腸症候群」とは?
「過敏性腸症候群」とは、ストレスが加わることで、お腹が痛くなったり、下痢や便秘になったりする“病気”です。一般的に男性は下痢になる人が多く、女性は便秘になる人が多いといわれています。
数カ月以上に渡って症状が出る場合は、この過敏性腸症候群が疑われます。過敏性腸症候群の原因は、はっきりと分かっていないものの、ストレスを感じたときに「ストレスホルモン」が分泌されることで、胃腸に影響が及ぶといわれています。
食事はどうすればいい?
過敏性腸症候群の症状が出たら、どんなものを食べればいいのでしょうか。
過敏性腸症候群の治療の1つに「食事療法」があります。この治療法では、食事の時間を一定にして、排便サイクルを正しくすることが基本とされています。
その他、下痢が多い場合は刺激物を食べない、便秘が多い場合は食物繊維を摂取するなどがあります。どちらの症状でも「水分はたっぷり摂る」ことが有効です(ただし、下痢が多い場合は、冷たい水は避けるのがベスト)。
具体的な食事内容
下痢、便秘、いずれの場合も油っこい食べ物は消化に時間を要するため、胃腸の負担になります。コーヒー・緑茶などのカフェイン飲料、炭酸飲料は、胃腸に刺激が加わるので、症状が悪化する可能性があります。また、アルコールを飲みすぎることも、胃腸内の消化や吸収によくありません。
過敏性腸症候群の症状が出たら、油物のメニューを避け、胃腸が刺激される飲料は控えましょう。
メニューとしては、温かいスープやうどん、雑炊、大根など根菜の煮物などが良いといわれています。食べすぎはNGですが、空腹すぎるのも健康上よくありません。胃腸に優しく、温かくて消化に良いものを腹八分目程度食べるよう心掛けましょう。
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