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コラム

コレステロールを下げる「トクホ飲料」 知っておきたい含有成分とは?

コンビニやスーパーでよく見かけるトクホ。体脂肪に効く成分には、さまざまなものがあります。

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 最近では、コンビニやスーパーなどで目にすることが多くなった「特定保健用食品(通称:トクホ)」。ダイエット中やお腹の脂肪が気になるときに、コンビニでサッと買って摂取する人も多いのではないでしょうか。何気なく買っている人も多いですが、特定保健用食品の中に含まれる成分について詳しく知っていますか?

 今回は代表的なトクホ飲料の中に含まれる成分とその成分が体脂肪にどのように働くのかを確認しておきましょう。

特茶の「ケルセチン配糖体」

 サントリーの「特茶」は、体脂肪を減らすトクホとして代表的なお茶です。そこに含まれるのは「ケルセチン配糖体」と呼ばれる成分で、体に既に蓄えられてしまっている体脂肪を、分解・燃焼しやすくする働きがあるとされています。

 この「ケルセチン配糖体」の正体は、マメ科の落葉高木である「エンジュ」という花の蕾から取れるポリフェノールの一種。

 サントリーの研究によれば、ケルセチン配糖体が体内に吸収されると、リパーゼという脂肪分解酵素が活性化され、脂肪分解が促進することが確認されています。

 実際に上記の研究では、ケルセチン配糖体配合飲料を12週間、1日1回摂取したところ、腹部脂肪面積が減少しているとの結果が報告されています。

アシストウォーターの「コーヒー豆マンノオリゴ糖」

 AGFのアシストウォーターは、「脂肪の吸収を抑える」「腸内環境を整える」という2つの機能を持つトクホ飲料です。働く成分は「コーヒー豆マンノオリゴ糖」で、12週間摂取したところ、腹部全脂肪面積が約15%減少したといいます。

 「コーヒー豆マンノオリゴ糖」は、脂肪の吸収を小腸で抑制・低減する作用があり、さらに大腸では善玉菌を育成。ぜん動運動が促進され、食べ物の腸内を通過する時間が短縮されることで、脂肪の排出量を増やすとのこと。脂肪がエネルギーとして消費される仕組みです。

ヘルシアスパークリングの「高濃度茶カテキン」

 レモンやブラッドオレンジなどのフレーバーが飲みやすい「ヘルシアスパークリング」は、「茶カテキン」が通常のドリンクより多く含まれている商品です。1日1本、12週間飲んだところ、腹部全脂肪面積が低減したデータが公開されています。

 「茶カテキン」とはポリフェノールの一種で、「β関連酵素」という脂質を燃やす働きをする酵素を活性化させる働きがあります。より脂肪燃焼効果がアップすることが見込めるようです。

 それぞれのドリンクで、微妙に違う脂肪への働きかけがあることが分かりますね。それぞれ、自分に合ったものを選んで活用したいものです。

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