活動量計を生かす体重管理サービス「Polar Balance」提供開始 専用体重計も発売(1/2 ページ)
ポラール・エレクトロ・ジャパンが、活動量計やGPSウォッチを活用して体重を管理する新サービス「Polar Balance」を発表しました。専用の体重計「Polar Balance 体重計」も販売します。
ポラール・エレクトロ・ジャパンが5月18日、新製品説明会を開催しました。リストバンド型の活動量計やGPSウォッチと組み合わせて利用する体重管理サービス「Polar Balance(ポラール バランス)」と、同サービスで使用する専用の体重計「Polar Balance 体重計」を日本でも提供します。
ポラールは、フィンランドに本社を置く、スポーツ・フィットネスに関するウェアラブル総合メーカー。1982年に世界で初めてトレーニング用の心拍モニターを開発した企業として知られます。国内でもスポーツ分野で需要が高いメーカーで、2015年には、同社初の手首で心拍が測定できるリストバンド型の活動量計「Polar A360」を発売しています。
食事管理不要の体重管理システム
Polar Balanceは、活動量と体重の変化をモニターしながら、健康的に目標体重の達成をサポートする体重管理システムです。Polar Balance 体重計、Polarの活動量計、専用アプリ「Polar Flow」、Webサービス「Polar Balance Flow」の4つを組み合わせて利用します。システムやアプリは無料で使えます。
減量したいという気持ちはあるが、なかなか自発的に実行、継続しにくい層がターゲットで、食事面で減らしたいカロリーのアドバイスはあるものの、システム上食事データの入力等の管理を一切必要としていないところが大きな特徴です。
いつまでにどれくらい減量したいという目標を設定すると、年齢、性別、身長をベースに基礎代謝量や、個人に合った活動量(目標)がWebサービス側で算出されます。結果、目標値達成に必要な1日の活動量がポラールの活動量計に同期されるため、ユーザーは日々体重を量り、活動量計が示す目標をクリアしていく、またはアドバイスに従って摂取カロリーを抑える、という流れになります。日々の目標は達成度に応じて更新されますが、まずは最低4日間使い続けていると、蓄積したデータから目標を算出するようになるとのことです。
アプリ上では、減らすべきカロリーの目安として、具体的な食品例も示されますが、実際に減らしたか、食べたかどうかなどは入力不要。食事を見直すか、その分活動量を減らすか、どちらを選ぶかはユーザーに任され、結果は体重の変化で見るというスタンスです。
ポラールによると、食事の見直しで示される事例はあくまでもワールドワイドなものであり、日本人がランチなどでよく食べるカレーや牛丼といったものはまだないとか。この点について園部英生氏は「アプリには1日にカットしたいカロリーが表示されます。食事で減らしたい場合は、食品例になくても、レストランのメニューなどに表示されているカロリーを参考に調整していただきたい」としています。
マーケティングマネージャーの齋藤陽一郎氏は科学的なバックグラウンドを説明。「体重の増減は、消費カロリー(基礎代謝量をふくむ活動量)と、摂取カロリーの差分で起こる。『活動量 ー 摂取カロリー = 体重の増減』とよく言われるが、『活動量 ー 体重の増減 = 摂取カロリー』という式も成り立つ。 Polar Balanceは、活動量と体重を計測することで、摂取カロリーを計算できる」と話します。摂取カロリーの算出には、脂質1kgを燃焼するために必要なカロリーを計算する数式を用いています。
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