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コラム

「暑さ疲労」を防ぐために控えるべきものと食べるべきもの

暑さが続く中、なかなか疲れが取れない……。そんな人の「暑さ疲労」の原因は、あの飲み物や食べ物にあるのかもしれません。

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 夏といえばキンキンに冷えたビール! 仕事帰りの最初の一杯ほど、最高なものはありませんよね。2016年の夏はラニャーニャ現象の影響もあり、例年よりも暑い日が続いています。そうなると、ビールを飲む機会も自然と増えるでしょう。

 しかし、そんな毎日を続けていると、疲れがたまってきたときにも、疲れが取れにくくなってしまいます。食事の栄養バランスやストレスなどが重なって、「暑さ疲労」が深刻になることも。

 朝起きたとき、疲れが残っていると感じる人は、ぜひその原因を探ってみましょう。

暑さ疲労

夏に「疲れが取れない」のはなぜ?

 疲れが取れないのは、ある栄養素が足りていないことが考えられます。それは、ビタミンB群。ビタミンB群は、糖質をエネルギーに変え、疲労回復や神経の働きを正常に保つなどの重要な働きがあります。

 ビタミンB群は、アルコール摂取によって消費されするため、ビールなどのアルコールをたくさん飲む夏は、特に不足しがちに。結果、エネルギー不足に陥り、暑さ疲労が進んでしまうのです。

炭水化物ばかりに偏ると悪循環に

 さらに、その暑さ疲労に拍車をかけてしまうのが、糖質の過剰摂取です。夏はどうしても、さっぱり食べられる麺類や、熱くなく簡単に食べられるパンやおにぎりなどの単品で済ませてしまうことが多いものです。しかし、このような単品メニューで陥りがちなのが、炭水化物に偏ってしまうこと。炭水化物のような糖質を過剰に摂取すると、さらに代謝にビタミンB群が必要になるため、ビタミンB群がどんどん消費されてしまうのです。

 そして、ビタミンB群は、ストレスでも消費されるため、特にストレスを強く感じている場合には、さらに悪循環に陥ってしまいます。

疲労回復に良い栄養素を意識的に摂取しよう

 暑さ疲労の原因は、前述のように、アルコールや糖質の過剰摂取、ストレスによるビタミンB群不足というケースが多いといわれています。

 対策は、ビタミンB1、B2をはじめとした6種類のビタミンB群や、その他のビタミン・ミネラルを補給することが第一歩といえるのです。

 ただし、ビタミンB群が不足している人は、腸でビタミンB群を吸収しづらい状態に陥っているケースもあるため、食べ物から取り入れるよりも、点滴のほうがいいともいわれます。もし暑さ疲労が重すぎると感じているのであれば、病院などで点滴の相談をしてみるといいかもしれません。

 そして、アルコールや糖分はできるだけ控え、日頃からビタミンB群を多く含む豚肉やレバー、卵、大豆製品、カツオやマグロなどの魚類などを意識的に摂取することが大切です。

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