正月太り対策は「ごはんの量を半分に」 専門家オススメの糖質オフレシピ
お節料理やお雑煮のお餅など、糖質の嵐の正月がすぎ、ちょっと食べすぎてしまったと反省している方へ向け、その対処法を専門家に聞きました。
正月はお節料理にお餅にと、糖質の多いメニューがめじろ押し。さらに年末年始休みはいつもよりも運動不足になりがちなので、正月太りを起こしやすくなります。
そこで今回は、糖質オフスタイル協会代表で料理研究家の高森洋子さんと、顧問管理栄養士である佐々木亜依さんに、糖質を摂りすぎた後の対処法を聞いてみました。
取材協力:糖質オフスタイル協会
糖質オフスタイル協会代表 高森洋子さん(料理研究家)
2013年から健康と食の両方から料理を提案する「糖質オフスタイCooking」をスタート。糖質の知識とオフにするための情報を正しく学べる糖質オフアドバイザー検定・インストラクター検定を開催している。
顧問管理栄養士 佐々木亜依
フードスペシャリスト 糖質オフアドバイザー
健康をテーマに多くの方に、より良い食事のあり方を発信していきたいと活動中
糖質を摂りすぎて太った! 対策は?
正月などに糖質を摂りすぎてしまった後には、どのような対策があるのでしょうか。高森さんと佐々木さんによれば、次の方法がおすすめだといいます。
1. 食べる順番を変えてメインを肉魚・卵・豆に
「毎食、食べる順番を意識しましょう。まずは野菜料理から食べ、次に肉、魚、卵、豆製品をメインに食べます。最後に米やパン、麺などの糖質の多い炭水化物を食べましょう」
2. 夕食のご飯の量を半分にする
「糖質を食べすぎた後、2週間くらいをめどに、夕食のご飯(白米)の量を半分に減らしてみるといいでしょう。あとの食事内容や量は今まで通りでOKです」
3. お酒は焼酎や糖質ゼロビールに
「お酒は糖質の多い日本酒やビールを避け、焼酎や糖質ゼロビールにするなどの工夫を」
4. 間食はルールを決めて少しずつ減らす
「毎日、間食をしているのであれば、小袋入りのお菓子3個までなど、ルールを決めて少しずつ減らしてみましょう」
ご飯の量を半分にするヒント
毎晩、夕食でご飯をたっぷり食べているという人は、半分の量に減らすのはなかなか慣れないものです。そこでご飯の量を半分にするヒントとして、あるレシピを教えてくれました。
「ご飯に炒り豆腐を加えた、とうふご飯のレシピをご紹介します。カロリーは同じですが、糖質量は2分の1になります。たくさん作って、冷凍保存も可能です。このレシピの分量で、お茶碗5杯分のとうふご飯になります」
「とうふご飯」のレシピ(ご飯茶碗5杯分)
【材料】
- 木綿豆腐 800g
- 炊いた1カップのご飯
【作り方】
1. 800gの木綿豆腐を熱湯でゆでる
2. フライパンで炒って炒り豆腐にする
3. バットなどに取り、粗熱をとる
4. 炊いたご飯に混ぜる
日ごろから糖質を食べすぎない予防策を
糖質を食べすぎてしまうシーンは、正月だけではありません。そこで普段から糖質を食べすぎないための予防策を教えてもらいました。
- 身近なところにおやつを置かないなど、大好きなおやつが目につかないような環境にする
- 日中、甘い飲料を飲んでいる場合は、お茶に代えてみる
- 食べることに気が向きすぎないように、運動やほかの趣味に時間を使ってみる
今、正月太りに悩んでいる人は、これらの方法を参考にして、上手に糖質を減らしてみるのも1つの方法です。
今回の方法は「ゆるい糖質オフ」なので、特に期間を決めず、習慣にするといいそうです。まずは2週間をめどにトライし、続けてみるのがよいでしょう。
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