中山順司(なかやま・じゅんじ)
ロードバイクをこよなく愛するオッサンブロガー。“徹底的&圧倒的なユーザー目線で情熱的に情報発信する”ことがモットー。freee株式会社勤務&経営ハッカー編集長。ブログ「サイクルガジェット」運営。
これまで人見知りの生態と思考を散々紹介してきた。人見知りとは、人付き合いが極端にヘタなだけで、決して人嫌いなのではない。どうか誤解しないでほしい。
さて、人見知りは孤独を好む生き物だが、3カ月に一度くらいのペースで知人を食事などに誘いたくなるときがある。
しかし、悲しいかな。拒絶されるのに慣れていないのだ。「お前なぞ、付き合うに値しない」と暗にいわれている気がして、誘うことができない。(普段、拒絶しまくっているくせに)
人見知り歴45年の私が、どのように人を誘うのか、考えに考え抜いたテクニックを惜しみなく紹介しよう。
1. 誘うのはマックス2人まで
人見知りがリラックスできるのは、自分を含めて3人まで。できれば2人(つまりサシ)が理想だ。大人数を誘いすぎると幹事っぽくなり、乾杯のあいさつなどしなくてはいけない雰囲気になるのが怖い。柄でもないことはしたくない。人見知りは集団内ではしゃべれなくなる習性なのだ。
2. ダイレクトには誘わず、周辺話題を振る
自分からは誘わず、相手から誘わせるズルさ。「最近、全然映画見てなくってさ〜」「たまには焼き鳥食べたい気分かも〜」とメッセンジャー等の会話の中に織り交ぜ、「いく?」の一言を待つ。乙女か。
3. 職場と自宅を往復してるだけで、プライベートさっぱりアピール
非リアを装い(装うもなにも、事実なのだが)、「いく?」を待つ。予定がないですよとにおわせつつも、あまりにも予定が空きすぎだと「この人、どんだけ寂しい人なんだ……」と感づかれてしまうので、匙加減はほどほどに。自虐がすぎると、引かれてしまう。
4. 酒は飲めないけど居酒屋メニューは好き=夜も大丈夫ですアピール
私の知人は大抵、「中山は下戸だ」と知っているので、まずお誘いの声がかかることはない。そこで、「居酒屋」という単語を会話に紛れ込ませて、「夜も大丈夫なんですよ」とアピールする。
話は逸れるが、Facebookで「いまから飲みたい気分。一緒に飲める人この指とーまれ」と書ける人ってなんなの。どんだけ人気者なの。っていうか、誰が集まるか分からなくても大丈夫って、どんなコミュニケーション・スーパーマンなの?しかも、そういうことを書ける人は大抵人気者なので、すぐに「行く行く〜」とレスがつく。このプレイボーイ、人たらしめ……くっそ……と思いながらPC画面を見つめる。何かに負けた気がするので、誘いに乗ったことはない。
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