同人誌が売れたのは「30冊未満」がほぼ半数:ねとらぼ
1回のイベントで同人誌が売れた数は最高「30冊未満」というサークルがほぼ半数を占めている。「絵師白書2010」の調査結果から。
同人誌即売会で売れた同人誌は「300冊未満」が90%、30冊未満が47%──イラストや漫画を描いている人にアンケート調査した「絵師白書2010」で、こんな結果が出た。
同人サイトでも利用が多いアクセス解析「NINJA TOOLS」を運営するサムライファクトリーが、ユーザーを対象に8月13~19日、Webでアンケート調査した結果をまとめた。有効回答数は3986人。
回答者の78%は女性で、19歳以下が30%、20代が41%。「オリジナルのみ」「メインはオリジナル」「どちらかというとオリジナル」の合計と、「2次創作のみ」「メインは2次創作」「どちらかというと2次創作」の合計はほぼ半々だった。
同人サークルに現在所属しているのは20%、所属していたことがあるのは18%。現在のサークルに所属しているのは「1人」(本人)というのが59%だった。
同人誌即売会にサークル参加(委託含む)したことがあるのは17%。過去に参加したことがあるのは20%だった。1回の即売会で最も売れた合計冊数は「10~29冊」が最多で24%。「5~9冊」の10%、「5冊未満」の13%と合わせると、半数に近い47%が30冊未満だった。300冊が1つの壁になっており、300冊未満が全体の90%。300冊以上売れた経験があるのは10%に限られていた。
作業のデジタル化が進んでおり、下書きやペン入れ、彩色、仕上げまで全工程をデジタルで行う人が41%と最多。全てアナログ派は11%だった。85%がペンタブレット派で、ワコムの「BAMBOO」(34%)が最多。65%がPhotoshop(Elements含む)を使用し、SAIも45%と多かった。
関連記事
ねとらぼ:【番外編】ITちゃんマジIT
夏コミ暑かったですよねーという話。- 「オタク市場」 メイド喫茶は縮小、電子コミック・同人誌など成長
矢野経済研究所の「オタク市場」についての調査によると、電子コミックや同人誌、フィギュアなどの市場規模が成長している一方、ブームになったメイド喫茶やアイドル関連グッズ、アダルトゲームなどは縮小傾向に。 - 同人誌150冊が無料で読めるiPad/iPhoneアプリ 「Circle.ms」から
同人誌150冊が無料で読めるiPad/iPhoneアプリ「emesLibrary」の無料配信がスタート。 - ねとらぼバックナンバー
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.