米国で初音ミクコンサート満員 ボカロ語る英文ブログ、「胸熱」と話題に:ねとらぼ
「俺は魔法を、VOCALOIDを、ミクを信じている」――米国で行われた初音ミクコンサート参加者が、初音ミクについて熱く語った英文のブログ記事が話題になっている。
「俺は魔法を、VOCALOIDを、ミクを信じている」――米サンフランシスコで開催された初音ミクのコンサートについて、参加者が語った長文の英文ブログ記事が“熱い”と話題だ。日本語の翻訳文が「はてな匿名ダイアリー」に投稿されており、日本のネットユーザーからは「世界の夜明けを感じる」「涙があふれてきた」といった感想が寄せられている。
コンサートは、3月9日に都内で開催された初音ミクのソロコンサートの映像を、サンフランシスコの映画館で上映するというもの。ステージ上に初音ミクの等身大3D映像が現れるといった演出は日本でも好評で、米国上映でもチケットが売り切れたという。
コンサートについて語った英文ブログは、AKB48やモーニング娘など日本のアイドルを中心に取り上げている「Delicious Cake Project!」のエントリーの1つ。「Hatsune Miku and the Magic of Make-Believe」というタイトルの長文で、コンサートについて、150席しかない会場が満員で、客の5分の1がボカロキャラのコスプレをしていたこと、最初はためらいがちだったが徐々に盛り上がり、歓声を上げて拍手していたたことなどを報告している。
VOCALOIDについては「偉大なる民主化の旗手」であり、「ミュージシャンのためにたくさんの扉を開いてくれるカギ」と絶賛。VOCALOIDはミュージシャンの仕事を奪うわけではなく、「ミュージシャンには決してなれないと思っていた人の中からミュージシャンを作り出している」などと評価し、「俺は魔法を、VOCALOIDを、ミクを信じている」と締めくくっている。
ブログは「初音ミクと見せかけの魔法」という題で日本語に翻訳され、はてな匿名ダイアリーに投稿されて注目を集めている。日本のネットユーザーからは「読んでて涙があふれてきた」「胸が熱くなるな」「世界の夜明けを感じる」と話題になっており、翻訳文は「はてなブックマーク」で700件近いブックマークを集めている。
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