見せてもらおうか“世界一の朝食”とやらを…… 「bills」お台場に潜入だ!
“世界一の朝食”を提供するというシドニー発のレストラン「bills」が東京に初進出する。売りはパンケーキと「固定概念を覆す」というスクランブルエッグ。その味いかほど!?
“世界一の朝食”を提供するレストラン「bills」が東京初進出!――先日こんな案内状が編集部に届いた。なんでもその店では、「固定概念を覆す」というスクランブルエッグや、レオナルド・ディカプリオがお気に入りというパンケーキが食べられるらしい。
生粋の日本人である記者としては、おいしい朝食と言えばご飯&味噌汁&焼き魚のコンボだと信じて疑わないのだが、世界一とまで言われるとちょっと気になってくる。ということでその味を確かめるべく、7月16日にオープンを控えた「『bills』お台場」へ向かった。
billsは1993年にオーストラリア・シドニーにオープンした。ディカプリオのほか、トム・クルーズやニコール・キッドマン、ケイト・ブランシェットといったハリウッドセレブが撮影でシドニーを訪れるたびにbillsに足を運んでいるという。
日本では、七里ヶ浜店(神奈川県鎌倉市)が08年に、横浜赤レンガ倉庫店(横浜市)が昨年にオープン。2店舗で63万人が訪れ、今も行列が出来る。今回オープンする3店舗目は、お台場の商業施設「デックス東京ビーチ」にあり、テラスからレインボーブリッジが見える抜群のロケーションだ。
売りは、米New York Timesなどが「世界一の卵料理」と評価した「オーガニックスクランブルエッグ」(1200円)と、はちみつを練りこんだバターを付けて食べる「リコッタパンケーキ」(1400円)。お台場店では、bills初のキッズメニューも用意する。
さっそく記者も“世界一”を味わってみることにした。オーガニックスクランブルエッグは、ケチャップなどのソースはかかっておらず、かなりシンプルな見た目だ。トースト2枚とバターが添えられている。
「素材を生かしたお味になっています」と店員さん。これまで必ずと言っていいほどスクランブルエッグにケチャップをかけて食べてきた記者は「物足りない味なんじゃないの~」と半信半疑になりつつ、一口食べてみた。
おおおっんまっ! とてもクリーミーでやさしい味だ。朝食として食べるにはこれくらい控えめな味付けがちょうどいいのかもしれない。とろとろふわっふわな半熟具合もたまらない。トーストにバターと卵をのせて食べれば、程良いしょっぱさがプラスされる。これがセレブの味か!
お上品な気分に浸りつつ、次はリコッタパンケーキを食す。白っぽい生地の丸いパンケーキに、バターと粉砂糖がかけられている。はちみつも別添えで提供。同じ皿にはバナナものっている。世の甘党が歓喜すること間違いなしの組み合わせじゃないだろうか。
バターが生地に染みこみしっとりした部分をぱくり。バターの風味が口の中を全速力で駆け抜けていく。バターにははちみつが練りこまれているため、しょっぱさを少し残しつつ、後味は甘いという絶妙なバランスだ。生地自体はシンプルな味。ああ原稿を書きながら思い出しているとよだれが出てきた……。
記者が食べたのは、サイズが小さめのキッズ用のパンケーキだったが、バナナまでぺろりとたいらげると、お腹いっぱいになった。通常サイズのリコッタパンケーキはさらにボリュームがあるため、2~3人で分けて食べるとちょうどいい量かもしれない。
billsの営業時間は午前9時~午後11時まで。ちょっと寝坊して、お台場の海を眺めながら優雅な朝食はいかがだろうか。ハンバーガーなどのメニューもあるため、ランチやディナーも楽しめる。座席数は206席で、テラス席はペットもOK(1組1匹まで)となっている。
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