ニンテンドー3DS、1万5000円に値下げ決定 買い損と思われないための施策も用意
任天堂は8月11日より、現行2万5000円で販売しているニンテンドー3DSを1万5000円で提供すると発表。すでに購入しているユーザー向けにソフトの無償配信などの救済策を用意した。
まさか半年で値下がりするとは――。
任天堂は7月28日、ニンテンドー3DSの値下げを発表。8月11日より1万5000円で提供する。3DSは、7月14日に新色「フレアレッド」を発売したばかりだ。
今年2月26日に国内で発売を開始したニンテンドー3DSは、現行の2万5000円より1万円価格を落としてさらなる普及に努めることになる。任天堂は価格を安くしたことで年末商戦への弾みにしたい考えで、11月に発売される「スーパーマリオ3Dランド」や12月に発売する「マリオカート7」に期待を寄せている。
この発表に伴い、岩田聡代表取締役社長名義で「ニンテンドー3DSを価格改定前に購入されたみなさまへ」とするメッセージが出されている。
岩田氏は、ゲーム機が発売して一定の期間が経ち、さらなる普及を目指して値下げをするものだが、発売して半年もせずに大幅な値下げに踏み切ったことに陳謝するとともに、普及のための決断だったとユーザーへの理解を求めている。そのうえで、初期に購入したユーザー向けに「早く買って損をした」と思われないためにも、「ニンテンドー3DS アンバサダー・プログラム」を提供するとしている。
このプログラムは、8月10日までにニンテンドー3DSを購入したユーザーに、9月1日より、ファミコン・バーチャルコンソールタイトルを10タイトル(「スーパーマリオブラザーズ」や「ドンキーコングJR.」など)無償配信するというもの。
このタイトルは、この年末までに配信予定のファミコン・バーチャルコンソールタイトルを先行配信するものだが、後に追加機能のある正式版が有償配信された際、無償でアップデートできる。
また、年内に「スーパーマリオアドバンス3」や「マリオカートアドバンス」などのゲームボーイアドバンスのバーチャルコンソールタイトルを10タイトル無償配信することも決まっている。これらのタイトルは、アンバサダー・プログラム参加者への配信であり、ニンテンドー3DS用として将来も販売の予定はないとしている。
ニンテンドー3DS アンバサダー・プログラムへの参加には8月10日の午後11時59分までに、ニンテンドー3DSでインターネットに接続し、「ニンテンドーeショップ」に一度アクセスする必要がある。8月10日までに、一度でも「ニンテンドーeショップ」にアクセスしたユーザーは、アンバサダー・プログラムの参加者として登録される。
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