ニュース

30時間で人はゲームを作れたのか!? 「福島GameJam」全作品を振り返る日々是遊戯(3/4 ページ)

ゲーム業界だって被災地のために何かできるのでは――そんな思いから企画された「福島GameJam in 南相馬」。参加22チームによる力作、全26作品を一気に紹介します!

advertisement

「あかべえとみんなの迷路」(福岡会場 チーム_akb7-1)

赤べこのあかべえを操り、りんごやお米といった東北地方の特産品を集めていきます。あかべえが近づくと、子供たちの描いたイラストが3Dのドット絵になってうかびあがる仕掛けがユニーク

「IWASHI」(福岡会場 チーム_福岡戦隊なでしマン)

大きなサカナから逃げながら仲間を集めていくゲーム。仲間が増えて群れが大きくなると、大きなサカナでも倒せるようになる……と思うんだけど、一番大きいサカナがどうしても倒せません!

「つなピク」(福岡会場 チーム_ロトの血を引く班)

福島のあちこちに散らばった絵のカケラをあつめて、一枚の絵を完成させるゲーム。これも筆者の環境では動きませんでした

advertisement

「増やせ!!引っこ抜き隊」(福岡会場 チーム_佐野岩大小_苗字)

何物かによって地面に埋められてしまった名産品を、スペースキー連打で引っこ抜いていくゲーム。名産品を取り返すたびに仲間が増え、引っこ抜く力がアップしていきます

「郵便 TRAIN」(福岡会場 チーム_natto-chocolat)

福島の人へ手紙を届けるゲーム……らしいんだけど、細かいルールがよく分かりませんでした。Twitterと連動しているのは面白そう


 最後に、今回のイベントを主催した、国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)代表の新清士氏よりコメントをいただきましたので、併せて掲載させていただきます。

「実際に開催してみて、予想を越えた反響があったという実感がありました。現地の教育委員会にご協力いただき、ゲームに利用する絵を小中学生に描いてもらったり、制作途中のゲームを遊んでもらったりする企画も、とてもうまく行ったように思います。何人もの子供たちがゲームで遊ぶ姿は、普段エンドユーザーの姿を直接見ることがない開発者の方々にとっても強い刺激になったのではないでしょうか。また日本国内はもとより、海外の方でも、福島GameJam in 南相馬のことに関心を持って下さった方がいらっしゃいました。ゲームの開発方法の変化や、学習の将来像のあり方を多くの人に考えていただくきっかけにもなりましたし、ゲームというものを通じて、被災地の復興という形で社会貢献をするあり方の一つがおぼろげながら見えてきたように思います」(新氏)

 新氏によれば、最後のプレゼンの際には、思わず市役所の方が涙ぐんでしまう一幕もあったとか。南相馬市側から「ぜひ来年も開催してほしい」との強い申し出もあったそうで、今後についてはもっとしっかりとした体制作りも含めて検討していきたいとのことでした。イベントに関わったみなさま、あらためて、本当にお疲れ様でした。

advertisement

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
  2. パパに笑顔を見せる4カ月の赤ちゃん、ママの顔を見ると…… あるあるな反応に「なんで?!」「ママをすごく信頼してる証拠」とさまざまな声集まる
  3. 顔の半分は童顔メイク、もう半分の仕上がりに驚がく 同一人物と思えない半顔メイクが860万再生「凄いねメイクの力」
  4. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  5. スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  6. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  7. 巨大ウサギのデカさを伝えるため、2Lペットボトルを横に置いてみたら…… 衝撃の比較結果に「えっ、500mlじゃないんですか」「マジで大きい」
  8. 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  9. 実写「シティーハンター」、最後まで見るとあるはずの仕様がない配慮「わかってる」「粋なはからい」「いい判断」
  10. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声