Google、「Google+」を一般公開 「Google Docs」共同編集機能などを追加
Googleが、6月に立ち上げたソーシャルサービス「Google+」を招待なしで利用できるようにした。同時に、Androidからのビデオチャット参加やビデオチャットルームでのドキュメントやスケッチブックの共同編集機能を追加した。
米Googleは9月20日(現地時間)、6月からフィールドテストを実施してきたソーシャルサービス「Google+」を一般に公開したと発表した。Googleアカウントを持っていれば、招待を待たずに同サービスにログインできるようになった。
また、ビデオチャットや検索に幾つかの新機能を追加した。
ビデオチャットルームでの共同編集機能
ビデオチャットルームの追加機能版を選択すると、チャットルームの複数の参加者で、Google Docsのドキュメントやプレゼンテーションを共同編集できる。スケッチブック機能では絵を共同で描くこともできる。
自分のデスクトップで表示している画面を共有することも可能だ。追加機能版ではこのほかに、ビデオチャットルームに名前を付けて、公開ディスカッションに使うことができる。
ビデオチャットルームでのブロードキャスティング
ビデオチャットで、不特定多数のユーザー向けにリアルタイムの動画メッセージを配信するブロードキャスト(Googleは「オンエア機能」と呼ぶ)ができる。同機能では、ブロードキャストしながら、通常のビデオチャットと同様に同時に9人までとチャットできる。
この機能はまだ一部のユーザーのみに公開されており、ヒップホップアーティストのウィル・アイ・アムによるオンエアが9月21日の夜に予定されている。
Android版ビデオチャット
Android版Google+アプリがアップデートされ、ビデオチャットルームに参加できるようになった。同機能はAndroid 2.3以上を搭載する、前面にカメラが付いている端末で利用できる(iOS版のアップデートは近日中)。
また、「グループチャット」の名称が「Messenger」に変わり、写真の送信ができるようになった。そのほか、投稿を長押しすることでの+1(Google版「いいね!」)・共有・ミュートの設定、アプリのSDカードへの移動が可能になり、プッシュ通知や動画投稿機能が改善された。
検索機能の改善
Web検索と同様の検索ができるようになった。Google+の検索ボックスにキーワードを入力すると、関連のあるユーザーや投稿が表示される。一般公開されている投稿と、検索者が含まれる限定公開された投稿が同時に検索結果として表示される。
Google+ Hangouts APIの公開
16日の「Google+ API」に続き、「Google+ Hangouts API」の開発者向けプレビュー版を公開した。これにより、開発者はGoogle+のビデオチャットルームで稼働するコラボレーションアプリやゲームを作成できる。
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