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2次元と3次元のメイドがあなたのために歌って踊る “電脳メイド喫茶”に突撃だ!

“電脳”なメイド喫茶がオープン。ぽよーんと鳴るトランポリンでメイドさんが飛び跳ねたり、壁のデジタルサイネージを萌えキャラが動きまわったりするらしい。とは言え、これだけじゃなんのことやらさっぱりだ。ということで現場へ急行!

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入るとこんな感じ。意外と広い、電脳喫茶☆電脳酒場「めいどりーみん」

 “電脳”なメイド喫茶「電脳喫茶☆電脳酒場『めいどりーみん』」がこのほど、東京・渋谷にオープンした。「ぽよーん」と音が鳴るトランポリンでメイドが遊んだり、デジタルサイネージの中に住む萌えキャラが動き回ったりと、さまざまな「電脳仕掛け」を施しているという。とは言え、これだけじゃなんのことやらさっぱり分からん。ということで記者(♀)は現場へ急行した。

 お店は渋谷センター街にある。ビルの階段を降りて地下1階へ。中へ入ると「来たよ~っ」と萌えキャラの声が鳴り響いた。お……驚かせるなよ。その後メイド服のお姉さんがやってきて「いらっしゃいませ、夢の国へようこそ」とお出迎え。夢の国は舞浜以外にもあったのか。席に着くと、メイドさんが夢の国への「入国儀式」としてろうそくに火を付けた。さあ、おまじないがかけられた“夢の時間”の始まりだ。

 ここで改めて店内を見渡して驚いた。壁一面が絵文字と顔文字だらけだ。なんだこれ。しかも30センチ四方くらいのデジタルサイネージ「電脳ディスプレイ」がところどころに埋め込まれている。その中にかわいい萌えキャラのイラストを発見。メイド服を着ており、青や緑、黄色など何人(匹?)もいるぞ。だが神出鬼没で、「見つけた!」と思ったら違うディスプレイへ逃げてしまう。いじらしいやつめ。

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 天井からは、サイコロ状のシーリングライト「電脳ブロックライト」がつるされていた。叩いてみると「ボコッ」「にゃにゃんにゃにゃんにゃんにゃん」と音が鳴り、ほかのライトとも連動しながら色が変化する。すべてのライトが点滅し、萌えキャラがサイネージを走り回る「スターモード」に確変することもある。このメイド喫茶、なんか変!

センター街のビルの前に居るメイドたちが目印
手を振りまくってくれるメイドも。かわいいっ
この階段を下りていく
入り口はこんな感じ
ロゴがかわいい
電脳ウォールにはよーく見るとチームラボのロゴが
サイネージに現れる小さなメイド
天井に吊るされた「電脳ブロックライト」

ライブを披露するくれあちゃん

 秋葉原を中心に展開するメイド喫茶「めいどりーみん」を運営するネオディライトインターナショナルとチームラボが共同で企画した。ネオディライトインターナショナルの鈴木雄一郎社長が「流行の最先端である渋谷で新しいことをしたい」と思ったのがきっかけで、電脳な仕掛けが生まれたという。

 12人のメイドさんが所属しており、店には3~4人が常駐している。メイドさんは白いフリルがついた比較的オーソドックスなユニフォームを着ており、電脳っぽさはないのだが、サイネージのなかの萌えキャラとコラボする瞬間がある。それが「わがままLIVE」(ドリンク付きで3300~4400円)というメニューだ。

 注文すると、メイドさんが店の中央にある葉っぱ型ステージで自分のためだけに歌ってくれる。ほかのメイドさんはタンバリンやオタ芸でその場を盛り上げる。サイネージの萌えキャラは手にオレンジ色のサイリウムを持ちはしゃぎだす。自分のために盛り上がってくれる2次元と3次元のメイドたちを見ていたら、こちらもテンションが自然と上がってきた。記者が遊びに行ったときは、黒髪ツインテールのくれあちゃんがステージで踊っていた。甲高い声と可愛らしいダンスにメロメロ。正直、最初は「落ち着かない空間だなあ~」と思っていたのだが、どんどん居心地が良くなってきた。


くれあちゃんが「Love りーみんフロート」をもってきてくれた!

 ダンスで盛り上がってのどが渇いた記者は、客のイメージに合わせて作ってくれる特製ドリンク「Love りーみんフロート」(1000円)をオーダーした。くれあちゃんが「お嬢様なのでかわいらしく作りました」と運んできてくれる。お嬢様って記者のこと!? 照れるっ。フロートには、クマの顔がチョコで描かれたアイスやピンク色のクリームがたっぷり盛られている。うおー早く食べたい。

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 くれあちゃんが「おいしくなるおまじないを一緒にお願いしても大丈夫ですか?」と尋ねてきたので、胸キュンしながら「も、もちろん!」と答える。そして「おいしくなーれ、にゃんにゃん、きゅるるんっ」と一緒に唱えたのだった。恥ずかしさは多少あるが、忘れよう。その方が楽しいし、「夢の国」の味を堪能できるぞ。「おいしくなーれサターンクラッシュ!」など、おまじないのせりふは何パターンかある。

 そうそう興奮して忘れかけていたが、店内に設置された「電脳トランポリン」を最後にご紹介しよう。1人用サイズのトランポリンで、店が混み合っていない時間帯にはメイドさんがここで飛び跳ねたりしている。客はトランポリンに上がってはいけないルールなので、ぴょんぴょんしているメイドさんを眺めて愛でよう。トランポリンは「ぽよーん」と音が鳴るマヌケなアイテムだし……なぜ飛び跳ねてるのかよく分からないけど……メイドさん……かわいすぎだろ……はぁはぁ。

 住所は、東京都渋谷区宇田川町30-1 蓬莱屋ビルB1。営業時間は午後3時~午後11時まで。年中無休なので、気になったらすぐにでも駆けつけてみてほしい。きっと夢の世界にいざなわれるはずだ。

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