ニュース

「ソースはねとらぼ」と言われたい 月星食品と“ねとらぼソース”を作ってみたほんとに作ったよ(1/3 ページ)

「ソースはねとらぼ」――多くの人の情報源になりたいと常々考えていたねとらぼ編集部は妙案をひらめいてしまった。そうだソースを作ろう! 「ただしソースはねとらぼ」ソース誕生までをとくとご覧あれ。

advertisement

 12月某日、記者はとあるソース工場へ向かっていた。編集部のある東京・大手町から電車を乗り継ぎ、2時間かけてはるばる栃木県足利市へ。一応ITとネットが専門のねとらぼ記者がなぜ栃木県のソース工場へ向かっているのか。それはさかのぼること1カ月前――。

 ねとらぼの記事を多くの人に読んでもらいたいと、常々考えていた編集部。「良い意味で『ソース(情報源)はねとらぼ』と世間一般に言われるようになったらうれしいね」と話しつつ、いつものように仕事に励んでいた。すると突然先輩記者が「『ソースはねとらぼ』っていうソースを作りたい」とつぶやいた。おいおい、無茶なことを言い出したぞ。記者が驚いていると、編集長も「それいいね!」とやけにノリノリになってきた。こうしてソース作りの壮大(?)なドラマがスタートしたのである。

まずはソース会社を探すところから


月星食品のオリジナルソースで一押しの「ナチュラルフルーツソース」を持つ長沼社長。「フライはもちろん目玉焼きにも合います」

 まずはソースのオーダーメイドを受け付けている会社をネットで探し、10数件ほどピックアップした。「ねとらぼのオリジナルソースを作りたい」と問い合わせてみる。こんな冗談から生まれた企画に乗ってくれる会社はあるだろうかと不安な心境で返事を待っていると、足利市の月星食品から快くOKの返事が来た。

advertisement

 月星食品は創業115年の老舗ソースメーカー。「シナモン風味の焼きそばソース」「糖蜜仕立ての東京とんかつソース」など一風変わったオリジナル商品をネットと足利市内のスーパーで販売している。社員は18人で、現在は5代目の長沼幹雄(39)さんが社長を務めている。

 ソースのオーダーメイドを始めたのは11年前。大手メーカーに対抗するべく、「少量でも注文でき、しかも細かなニーズに応える」を売りにしてやってきた。今ではとんかつ専門店などから年間100件以上の注文を受けるまでになった。いずれはオリジナル商品の販売をメインにしていきたい考えだが、まずは月星の名を知ってもらうため、今はソースの受注生産に力を入れている。

 長沼社長には「食べ物の味を生かすも殺すもソース次第」と強い信念がある。社長自ら客の細かなニーズを聞き、何度も味の調整を重ね、納得するまで試作するという。その技術は11年間の積み重ねと「天性によるもの」と自信満々だ。メディアからソースの依頼を受けるのは初めてだが、「面白いからやってみようと思った」と今回特別に協力してくれることに。期待が高まってきたぞ。

足利市を“萌えおこし”するべく作られた「ひめたまソース」。萌えソースはすでに存在していた!
月星食品はさまざまなオリジナルソースを作っている。(右から)激辛な「スパイシーパラダイスソース」、「ナチュラルフルーツソース」、「シナモン風味の焼きそばソース」
       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  4. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  5. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  6. 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  7. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  8. 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  9. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  10. 「釣れすぎ注意」 消波ブロック際に“カツオを巻いた仕掛け”を落としたら…… 驚きの結果に「これはオモロい!!」「こんなにとは」