ニュース
「ファイル共有」を信仰するグループ、スウェーデンで宗教団体として認められる
スウェーデンで、ファイル共有が宗教になったようです。
advertisement
スウェーデンでなんと、ファイル共有が宗教として政府から認可されたそうです。
宗教団体として認可されたのは、2010年にIsak Gerson氏という学生が設立した「Church of Kopimism」というグループ。3000人のメンバーが登録しており、情報のコピーを神聖なものとするkopimismという思想を掲げています。情報には価値があり、コピーすることでその価値は高まると主張しています。
Church of Kopimismはこれまでに2度宗教団体としての認可を申請していますが、認められませんでした。政府機関が著作権者寄りだからかもしれないと、同団体の幹部は述べています。しかし2011年末に3度目の正直で宗教団体として認められ、スウェーデンはkopimismを宗教として認めた初めての国家となりました。
advertisement
「国家から認可を受けたのは大きな一歩。願わくは、訴追される恐怖なしでわれわれの信仰を実現できる日への一歩であってほしい」とGerson氏は述べています。
ちなみにスウェーデンでは2006年に、著作権法の改正を唱える海賊党も誕生しています。
関連記事
美少女ゲームのプレイ動画投稿問題、「メーカー側に示談金支払い」で決着
メーカーやクリエイターからはしばしば問題視する声もあった、ゲームの「プレイ動画」問題に、ひとつの決着がつきました。英政府、著作権法改正へ CDリッピングなど合法に
英国政府は著作権改正を計画しており、これまで違法としてきた「自分で買ったCDをPCやiPodに移す」行為を合法と認めることを提案している。ゲーム業界人に聞きました! 「ゲームのプレイ動画について、ぶっちゃけどう思いますか?」
今や一大カルチャーとなりつつある「ゲームのプレイ動画」。果たしてゲーム業界関係者はプレイ動画をどのように見ているのか? CEDEC会場でアンケートをとってみました。オンラインロッカーに「著作権侵害の直接の責任なし」と米判事
映画業界がオンラインストレージサービスHotfileを著作権侵害で訴えていた訴訟で、米判事はHotfileに直接の責任はないとの見方を示した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.