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オンラインロッカーに「著作権侵害の直接の責任なし」と米判事

映画業界がオンラインストレージサービスHotfileを著作権侵害で訴えていた訴訟で、米判事はHotfileに直接の責任はないとの見方を示した。

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 ユーザー同士でファイルを共有できるオンラインストレージサービスを映画会社が訴えた訴訟で、米連邦判事は、ストレージサービスは著作権を直接侵害していないとの判断を下した。

 この訴訟はオンラインストレージサービス(オンライン「ロッカー」とも呼ばれる)のHotfileに対し、米国映画協会(MPAA)が2月に起こしたもの。ユーザーがHotfileにファイルをアップロードしてほかのユーザーと共有でき、そのファイルが人気を集めたら報酬を得ることができる。MPAAは、Hotfileにアップロードされたファイルの大多数が著作権で保護されたコンテンツだと主張し、同サービスには著作権侵害の直接的な責任があると訴えていた。

 Hotfile側は、自分たちは通常のホスティングサービスであり、ユーザーがアップロードしたコンテンツに対して責任はないと弁護していた。判事は、どのファイルをアップロードするかを決めるのはHotfileではなくユーザーだとして、Hotfileに直接的な責任はないとした。

 ただし判事は、Hotfileが著作権侵害を助長したとするMPAAの訴えについては審理を進めるとした。

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