FBI、スティーブ・ジョブズ氏の調査記録を公開

　米連邦捜査局（FBI）は2月9日、Apple創業者スティーブ・ジョブズ氏を調査したときの記録を公開した。

　調査は1991年に行われたもの。当時、ジョブズ氏を大統領輸出委員会の委員に指名することが検討されていたため、経歴調査が行われた。公開された調査記録には、1985年に同氏が脅迫されたときの調査書類も含まれている。

　191ページにおよぶこの資料は、情報公開法に基づいて公開された。同氏がドラッグを使用していたことや恋人との破局についての記述や、本人や同氏を知る人々への聞き取り調査の結果も含まれている。同氏が「現実を歪曲する」と評する人もいたものの、多くは素晴らしいビジネスマンだとし、輸出委員会の委員にふさわしいと好意的に評価していたという。

　また1985年の事件では、何者かがジョブズ氏の自宅などに爆弾を仕掛けたと公衆電話から電話し、100万ドルを要求した。捜査の結果爆弾は見つからず、容疑者も特定されなかった。