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付喪神的な? 使い古したストラップ供養します

小田原にある徳常院にて毎年、思い出いっぱいのストラップが供養されている。

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 愛着のある道具やアクセサリーなど、壊れたり使わなくなってもついつい取っておくなんてことありますよね? 思い出がいっぱいつまっているだけに捨てるに捨てられない、むしろ捨てたら気持ち的にもやもやするものが残りそうで……とお困りの方もいるかもしれません。

 ストラップヤはこの度、4月1日までに郵送すれば小田原にある徳常院にて思い出のストラップやスマートフォンケースに感謝の気持ちを込めて祈祷し供養すると公式サイトで呼びかけています。

 ではなぜ4月1日なのか。それは4月1日が携帯ストラップの日だから。エイプリルフールだからではありません。携帯ストラップの日は、1991年4月1日に日本初のストラップ用の穴が開けられた携帯電話「ムーバTZ-804」が発売された事を記念して制定され、ストラップの供養は2010年から実施されています。祈祷料などは一切かからず、送料だけ負担すればいいそうです。

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 サイトには、「4月1日はエイプリルフールですが、ストラップの日も、ストラップ供養も嘘ではありません。本気です。安心してお送り下さい」とコメントしています。

 日本には長い年月を経て古くなった道具や、長く生きた生物や自然物に、神や霊魂などが宿るとした付喪神(つくもがみ)信仰が根付いています。これら付喪神たちが妖怪に転じて徒党を組んで歩く様は室町時代の「百鬼夜行絵巻」(作者不詳)などで有名です。ここには草履や杖、傘などの付喪神が描かれています。道具を大切にする教訓的な意味合いと分からないものに対する畏怖、そしてモノへの感謝の気持ちの表れなんでしょうね。

2010年の供養の様子

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