カワイイ文化の発信拠点 キデイランド原宿店とはなんだ?
原宿のランドマークがリニューアルグランドオープン。海外セレブよりも前におもちゃに囲まれてみた。
原宿にはマイケル・ジャクソンやマドンナなど外国からのセレブが足しげく通うランドマーク的存在のおもちゃ屋がある。2010年8月末をもって一時営業を停止し、仮店舗にて営業していたが、このほど晴れてリニューアルされ、あのキデイランド原宿店が7月1日よりグランドオープンする。セレブよりも早く、内覧会でその内部に潜入してみた。
フロア構成で特徴的なのは、キャラクターのオフィシャルショップが入っているところ。4階に「リラックマストア&ハローキティショップ」、地下1階には「スヌーピータウンショップ」がある。
全国でキャラクターのオフィシャルショップを運営するキデイランドの強みをいかした売り場構成だ。2階にはスタジオジブリ、くまのがっこう、カピバラさん、ミッフィー、モンチッチ、チェブラーシカ、こびとづかん……といったキャラクターごとに売り場が設けられている。
通りすがりの人がふらっと立ち寄れる1階には、発売されたばかりの新作トイのほか、ケータイ&スマホのケースやストラップ、アクセサリーなどの雑貨類が並ぶ。
健全な成人男性にとって、おもちゃ店といえばフィギュアやプラモデル、カードゲームなどが主役だろうが、それは目的を持って来店できるアクティブなユーザー相手の話。
もちろん3階にはレゴやトミカ、フィギュアなどいわゆる普通のおもちゃが扱われているが、キデイランド原宿店の中での“いわゆる玩具”は少数派だ。
キデイランドはキャラクター別に売り場を整え、雑貨類を充実させることで、表参道に遊びにきた買い物客や観光客が気軽に来店して何かを手にできる、そんな心理をくすぐる場所なのだ。
そもそもキデイランドが表参道に店舗を構えたのは1950年。進駐軍や外国人を相手に、書籍や雑貨、お土産になる玩具を扱うユニークな書店としてスタートしたところにある。玩具店でありながら、アメリカ文化を日本に紹介する役目も担っていたのだ。ちなみに1982年に日本で初めてのハロウィーンパレードを開催したのもキデイランド。
表参道で欧米文化を紹介してきたキデイランドだが、いまや外国人向けのガイドブックにも記載されている観光スポットのひとつ。リラックマやキティちゃんなど、外国人向けに日本のキャラクター文化を発信する場所となっている。
キャラクター、玩具を通じた楽しいとかカワイイという感覚は世界共通なんだな……などと高尚ぶったことを考えつつ、トイラジで遊ぶ手が止まらない。普段はなかなか知る機会のない、カワイイ文化の一端を知った内覧会だった。
関連記事
エヴァの聖地・箱根にお土産屋「えう゛ぁ屋」オープンへ
原宿にオープンしたエヴァンゲリオンオフィシャルショップ「EVANGELION STORE TOKYO-01」(東京都渋谷区)の2号店が、アニメの舞台となった箱根に常設店舗としてオープンする。「きようも おきやきさん きませんでした」――“あの”ビカスさんの「2号店」が原宿に開店!
悲しすぎるツイートが話題になった、ネパール人店主・ビカスさん。あれから1年半、原宿にオープンしたというビカスさんの「2号店」へ行ってみました。ローソンとHMVが一体の「ローソンHMV表参道店」オープン
コンビニ内にCD・DVDショップを併設した「ローソンHMV表参道店」が5月15日にオープンする。ダイバーシティ東京にて“お台場エンタメカフェ戦争”勃発!? 萌え vs 読モ系、君はどっち派?
オープンスタイルのメイドカフェと読者モデル系カフェが熱い火花を散らす……かもしれない。創業から現在まで、そして――:アンナミラーズのこれから 再起にかける不退転の決意
今年1月に横浜ランドマークプラザ店を閉店し、残す営業店舗がウィング高輪店のみになったことがWebで話題になったレストランチェーン、アンナミラーズ。創業から現在まで、そして今後の展望について取材した。棚がコマ割り:店舗まるごと“マンガの中”な原宿「Tokyo's Tokyo」がワクワクする
マンガで世の中を知ることができる「Tokyo's Tokyo」。4月18日のオープンを前に、ひと足早くマンガの世界に浸ってみた。TENGAで世界一をもぎ取った、若き世界チャンプの素顔
アメリカでは毎年、オナニーの世界大会が行われている。それだけでも驚きだが、そこで2年連続で優勝に輝いた日本人男性がいるという。その正体は……。「東急プラザ 表参道原宿」4月に開業 “世界一の朝食”のbillsやAppBankのストアも
新たな商業施設「東急プラザ 表参道原宿」が4月にオープンし、billsやスタバのコンセプトストア、AppBank Storeなどが入店する。やめられないとまらない:揚げたてのポテチがうますぎる! カルビーのアンテナショップはスナック菓子好きの天国だった
原宿にオープンしたカルビーのアンテナショップの目玉は、揚げたてのポテトチップスが食べられるイートインコーナー。チーズや塩バター味、ソフトクリームがけなど、どれもおいしそうすぎて困る。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.