スマホで飲みごろ分かる「猫舌センサ」も可能 非接触の温度センサ
オムロンの高感度非接触温度センサを使えば、スマホを飲み物にかざして適温を知る「猫舌センサ」アプリもできる。
オムロンは、独自のMEMS技術を用いた、小型・高感度の非接触温度センサを2012年6月30日より発売しました。
省エネ家電向けに人感センサとして適用できる他、スマートフォンのカメラと組み合わせたアプリケーションなどが提案されています。
これが、今回展示している「猫舌センサ」というアプリです。スマートフォンのカメラの下に弊社のサーマルセンサが付いてまして、このセンサで実際の物の温度を検出します。例えばこのマグカップを画面に映しながら、猫舌ボタンを押すと、マグカップの中の飲み物がどのくらいの温度なのか、飲み頃なのか、熱いのかといった事を知る事ができます。ちょっとおもちゃのような使い方ですが、こういったこともできるという提案の1つです。
人感センサは現在多くの用途で焦電センサが採用されていますが、静止している人物を検出できないという課題があります。今回開発したサーマルセンサは、温度を検出できるため静止人物も検出することが可能です。
人がいることが分かるので、人がいればアラームを鳴らすといったセキュリティ用途に使えると思います。一方で、人がいないということが分かれば、そこの照明を切ったり、そこのエアコンを弱くすることができるので、いわゆる省エネを実現できます。
このセンサをパソコンに繋げば、細めにモニタのオン・オフができます。さらに、高精度のエリア温度検知ができるので、手の熱を感じ取って入力するジェスチャーセンサへの応用も可能です。
赤外光を弊社のMEMSで検出して、それを電気信号に変えて温度出力しています。弊社内でMEMS、ASICまで一貫して作っているというのがポイントでして、ASICとMEMSをうまく繋いでいるというのが特徴です。
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