ニュース

【日本三大奇祭】参加者がただひたすら悪態をつきまくる奇祭「悪態まつり」に潜入してきたぞばかやろー!(2/3 ページ)

無言の天狗に飛び交う罵声。こ、この祭りは一体……!

advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

お供え物をめぐって――もうひとつの戦い

 途中16カ所あるほこらを周りながら、飯綱神社を目指す天狗たち。ほこらに到着するたび、お祭りは盛り上がりを見せます。悪口を吐き出すこととは別の悪態、お供え物の奪い合いです。

第2のほこら「毘沙門天」に先回りする千葉の男性(30代)
県内の高専5年生が到着し……
お供え物を奪い取るためのポジショニング争い。「ゴール下は戦場だと思え」

 悪態まつりでは、天狗がほこらに収めた後のお供え物をゲットすると、幸せになれるという言い伝えがあります。参加者は先回りしてポジションを争うなど、御利益を巡った激しいバトルを繰り広げます。

神主さんと天狗たちが到着。「はやく供えろ、ばか天狗―!」
お供え&お祈り中は手だし禁止。天狗たちが青竹と体をつかって参加者をガードする
こちらがほこらの前に置いたお供え物一式。おはらい棒である“ぬさ”、5円玉をのせた小皿、お餅、わら、板
「よし!」合図が聞こえたら、一斉に奪い合い。カオス
板と藁、ゲットだぜ! 男性は2年連続参加で、今年こそお供え物を全種類コンプリートしたいと意気込んでいました

 お供えとお祈り中は、天狗たちは青竹で叩いたり体を入れこんだりして、参加者からお供え物をガードします。ほこらの周りは押し合うわ掴み合うわでめちゃくちゃ。リングからこぼれたバスケットボールを狙うゴール下みたい。

advertisement

 争奪戦はほこらごとに行われ、全部で16回。ほこらの環境や奪い合いの趣向が異なるおかげで、それぞれ違った盛り上がりを見せます。もはや一種の競技。これも御利益ある“悪態をつく”行為なのです。

「早くきやがればか天狗―!!」威勢のいい悪態を吐いた子どもたちも、先回りしてゲット。天狗は君たちの入門を待っている!
「天狗―! かわいい女の子たち待たせんじゃねーぞー!」第6のほこらでは先導さん立ち合いの下、女性限定バトルが行われた
お祈り中に手出しをしたのか、青竹で頭を叩かれた女性
「痛かった……」死闘からお供え物をゲットした、ひたちなか市の女性2人。「ネットで見つけてやってきたんですが、いろんなエンタメ要素があって楽しいです」
クライマックスにむけて境内には人が集まる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  3. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  4. 鮮魚コーナーで半額だった「ウチワエビ」を水槽に入れてみた結果 → 想像を超える光景に反響「見たことない!」「すげえ」
  5. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  6. 柄本佑、「光る君へ」最終回の“短期間減量”に身内も震える……驚きのビフォアフに「2日後にあった君は別人」「ふつーできねぇ」
  7. 「巨大なマジンガーZがお出迎え」 “5階建て15億円”のニコラスケイジの新居 “31歳年下の日本人妻”が世界初公開
  8. 「秋山さん本人がされています」 “光る君へ”で秋山竜次演じる実資の“書”に意外な事実 感動の大河“最終回シーン”に反響 「実資の字と……」書道家が明かす
  9. “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
  10. 「私は何でも編める」と気付いた女性がグレーの毛糸を編んでいくと…… 「かっけぇ」「信じられない」驚きの完成品に200万いいね【海外】