Jawbone、スマホ連携で食事・睡眠・運動を記録&分析して健康管理するリストバンド型活動計「UP」の説明会を開催! 日本で4月20日に発売へ【レポート】
睡眠や食事、運動などを記録するリストバンド「Jawbone UP」が日本に上陸する。
リストバンド型健康管理ツール「Jawbone UP」が4月20日から日本発売!「UP」の説明会をレポート
Bluetoothヘッドセット「Jawbone ERA」やBluetoothスピーカー「JAMBOX」を販売しているJawboneが、睡眠や食事、運動などを記録し、健康を管理・促進するスマホと連携できるリストバンド型活動計「Jawbone UP(以下、UP)」を日本市場に向けて投入する。日本で2013年4月20日(土)に販売開始され、価格はオープンながら販売予想価格が1万3800円となる。
UPは、すでに米国などで発売されており、日本での販売を開始するにあたって、メディア向けに説明会が開催された。今回は、その説明会に参加してきたので、新製品のUPについて紹介する。
UPは、JAMBOXなどを販売するメーカー「Jawbone(ジョウボーン)」の新製品で、歩数計や睡眠時間を計測して健康管理および健康促進のためのツールだ。
UP本体はリストバンド型で、3.5mmイヤホンジャックでスマートフォンと接続し、スマートフォンのアプリと連携することでデータを記録、さらに、分析するリストバンドタイプの製品となる。
◯「UP」は日本市場で4月20日発売予定で価格が13,800円
まずは、UPの製品内容について紹介する。UPの日本での発売日は、4月20日(土)を予定しており、オープン価格ながら予想販売価格が13,800円となっている。
販売経路については「今後発表の予定」とのことで、今回の説明会では詳細が発表されなかった。
国内で販売される予定のカラーバリエーションとしては、Onyx(黒)、Light Gray(ライトグレー)、Blue(青)、Mint Green(緑)の4色が販売予定となっている。
なお、以下の写真には、上記写真には発売未定のカラーも含まれており、他のカラーバリエーションについても発売が検討されているということだ。
特に女性から要望の多いカラーとしてピンクがあるが、実際にピンクが追加されるかどうかは未定、ということだった。
また、リストバンドのサイズは、S・M・Lの3つのサイズが販売予定だ。
さらに、UPの機能一覧としては、以下のような内容となる。
- 歩数計
- 睡眠時間の記録
- 食事内容の記録
- SNSと連携して他のUPユーザのデータの参照(非公開設定も可能)
- 目覚まし設定
- アイドルアラート機能
- ストップウォッチ機能
- 昼寝から起こす「パワーナップ」機能
◯「何も機能しなくても身につけたいと思うモノ」をめざしたデザイン
続いて、どうのような製品をめざして開発されたのかといった経緯について紹介する。UPは各種データを記録することのできるリストバンドだが、なによりも「何も機能しなくても身につけたいと思うモノ」をめざしたデザインで開発されたとのことだ。
また、そうしたデザイン性だけでなく、装着した感触も非常に良く、高いデザイン性と肌触りの良さから「日頃から身につけて装着すること」に対する抵抗が小さいのも特長となっている。
なお、充電時間は90分で動作時間は10日間となっており、僅かな充電時間で長時間動作させることが可能になっている。
◯日常生活に身につけ・故障しない製品作り
このようなデザイン性だけでなく「日常生活に身につけるもの」として利用した上で、故障しないように防水テストのほか、各種の耐性などのテストを繰り返し行うことで「故障しにくい製品」をめざしたと紹介された。
防水性能のテストとして、最も近いジャンルの製品として腕時計に関する防水基準を満たしたが、実際にその基準でUPを使ってみると壊れてしまったために、さらに製品を改善した上で追加でテストを行うなど、製品開発にあたって防水性能とウエアアビリティの両立を目指した苦労が語られた。
既存の製品に関する防水性能については、ウェアラビリティに関する既定が存在していなかったため「独自のテスト用機械を開発した上でテストする必要があり、100個以上の特許を取得した。」と紹介された。
さらに、テストされたハードウェアのサンプル数は200を越え、開発、製造、設計、品質管理に費やした時間は1万6000人時と紹介された。
UPのテストは、温水シャワーを浴びながら、シャンプーを使いながら、料理の後片付けで洗剤を使いながら、子供と水遊びをしながら、フィットネスをしながらなど、日常生活のあらゆるシーンを想定したテストを行った。
例えば、BluetoothスピーカーであるJAMBOXについては、壁に投げつければ壊れることが理解されているため、そういった使い方をユーザーはしないが、UPについては全く新しいカテゴリの製品のため、ユーザーのどんな使い方に対応する必要があるのか、テストを繰り返し行い、故障する度にフィードバックして製品の完成度を高めた、とのことだ。
そして、UPは、以下の3つが連携して動作する。
- センサー(UP本体)
- アプリケーション(スマートフォン)
- データを保存/管理(クラウド)
UP本体とスマートフォンは、3.5mmイヤホンジャックを使って接続され、専用アプリケーション経由でデータの同期や各種設定が行われる。
Jawboneの製品といえば、Bluetooth接続のイメージが強いが、UPについてはBluetoothに非対応となっており、3.5mmイヤホンジャックでの接続が唯一、スマートフォンと接続する方法となる。
なお、アプリケーションはAndroid向け(英語のみ)とiOS版(11カ国語)が公開されている。
スマートフォン向けに提供されているアプリケーションの上で、UP本体に記録されたデータの参照や、各種設定の変更、データの同期などが行われる。
スマートフォンとの連携によって実現される機能として、UP本体には持っていないタイムゾーンに関する情報がスマートフォンから取得される。
この機能によって、海外渡航時などもスマートフォン側の時刻を変更した上でUPと同期を行うことで、現地時間にあわせてデータを記録することができる。
説明会では、UPに記録されたデータやアプリケーションをオープンソース化する可能性について質問されたが、オープンソース化については「今のところ予定は無い」との回答だった。
UP経由で記録し蓄積されたデータについては、UP以外の他社製品でも引き続き利用が可能になるように、同一カテゴリの製品を販売する各社である程度のデータの互換性を持たせてくれるようになれば、データについては互換性を保つことができて安心できるので、この点については今後の各社の取り組みに期待したい。
記事執筆:shimajiro
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