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【職場閲覧注意】巨大てぃんこが街を練り歩く、川崎市の奇祭「かなまら祭」へ行ってきた

※あくまで神聖なお祭りです

 巨大な男根をかたどったお神輿が、人々のかけ声に包まれながら町中を進んでいく。なんともシュールなこの光景は、4月7日に開催された、若宮八幡宮・金山神社(神奈川県川崎市)の奇祭「かなまら祭」の様子。

 金山神社は性と鍛冶の神様「かなまら様」を祀る神社。子孫繁栄(子授け)・安産・夫婦和合・縁結び・商売繁盛を願って、毎年4月の第1日曜日に「かなまら祭」を開催している。

 祭の起源は江戸時代にまでさかのぼる。元々は川崎宿の飯盛女(めしもりおんな)たちが行っていた願かけが最初で、それが昭和60年代になるとエイズ除けの祭として国際的にも広く知られるようになった。ユニークなお神輿や出店アイテムも見どころで、現在は国外からも多くの観光客が押し寄せているそうだ。

川崎市の若宮八幡宮。右は境内にある金山神社・本殿
脇の歩道では、金山神社の旗が風になびく

 「毎年必ずお祭りの日は晴れるのです。かなまら様のお力はすごいです!」と主催のアナウンスが境内に鳴り響く。今年は猛烈低気圧の影響で悪天候が予想されていたが、かなまら様のお力なのか、当日は見事な青空に。快晴の空の下、めでたく行われた祭の様子をたっぷり収めてきたのでご覧あれ!

まずは神社境内の様子をご紹介。こちらは金山神社本殿のそばにあるご神体のレプリカ
見どころだらけの絵馬殿。屋根の下には……
ご神体様が。記念に写真を撮りまくる参加者たち
屋根の裏には、自分が知っているのとは違う七福神様や、2匹多い三猿などが飾られていた
境内の出店には、かなまら祭ならではのアイテムがいっぱい。特にこのアメは大人気で、すれ違う人の多くが舐めていた
めがね
キャンドル
清酒。それぞれ「きんぎょく」「ばんこ」と読みます
「ふにゃ珍」というボールペン。上の装飾部分がふにゃふにゃしてるよ
ゆるTシャツ
手ぬぐい
祭の目玉はなんといってもお神輿の行列。はっぴ姿の参加者たちが、威勢のいい掛け声をあげながら3基のお神輿を担ぎ、神社をスタート。大師駅前をひと巡りして、ふたたび神社へ帰っていく
最初に通るお神輿「かなまら舟神輿」は日立造船から寄贈されたもの。黒光りするご神体が上下に揺れ動く
2番目は「エリザベス神輿」。浅草橋の女装クラブ「エリザベス会館」から寄贈されたもので、担ぎ手の中心は会館の人たち。掛け声は、「かなまら!」「でっかいまら!」
最後の「かなまら大神輿」。祭でもっとも古くから担がれてきた、ご神体が木製のお神輿
お神輿が若宮八幡宮に戻ってくるといよいよ祭りの活気もピークに。境内に入り乱れる、日本人、外国人、男性、女性、女装、コスプレ、お神輿の掛け声、実況アナウンス、声援、笑い声――
ありがたいご神体さまは金山神社へと帰ってゆく。また町中を練り歩くのは1年後だ
参加者の自由奔放な姿に心打たれた「かなまら祭り」(写真はエリザベス神輿の担ぎ手さん)。2014年は4月6日開催予定です

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