ソーシャル時代の新レーベル「角川EPUB選書」10月創刊　ドワンゴ川上会長の著書も

　KADOKAWAと子会社7社は、8社合同で新たな選書レーベル「角川EPUB選書」を10月10日に創刊すると発表した。各界の専門家をセレクトし、これからの時代の行方と新しいビジョンを具体的に予見する内容を目指す。

　創刊タイトルは、ドワンゴ会長・川上量生さんの初単著や、KADOKAWA会長・角川歴彦さんの著作など4点。10月以降は隔月に2点ずつ刊行し、書籍は全て紙と電子の同時発売を予定している。

　KADOKAWAは10月1日に、連結子会社9社（角川書店、アスキー・メディアワークス、角川マガジンズ、メディアファクトリー、エンターブレイン、中経出版、富士見書房、角川学芸出版、角川プロダクション）を吸収合併する。「角川EPUB選書」は合併後の新しいKADOKAWAを象徴する初めての新規事業となる。

創刊タイトル

• 「ルールを変える思考法」　著：川上量生（ドワンゴ会長）　
• 「HTML5で描く未来 クラウド2.0が社会を変える」著：西村卓也（角川アスキー総合研究所 客員研究員）
• 「グーグル、アップルに負けない著作権法」著：角川歴彦（KADOKAWA会長）
• 「アルゴリズムが世界を支配する」著：クリストファー・スタイナー（起業家・ジャーナリスト） 訳：永峯涼

今後の予定執筆陣

中村伊知哉（慶応義塾大学教授）、喜連川優（東京大学生産技術研究所教授）、伊藤穰一（マサチューセッツ工科大学メディアラボ所長）、村上裕一（批評家）、津田大介（メディア・アクティビスト）