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学費支援プラットフォーム「studygift」が再始動 “炎上”の反省踏まえ、選考フローや財務面を透明化
今度は炎上しませんように……!
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2012年5月に公開されたものの、“炎上”により一旦サービスを停止していた学費支援プラットフォーム「studygift」が10月22日、リニューアルされて再オープンした。現在は支援を得たい学生の事前エントリーを受付中。
「studygift」は、学費が支払えず苦労している学生たちをクラウドファンディングで支援しよう――という志のもと、起業家の家入一真氏を中心とする、モノ作り集団「liverty」によって開発された。しかし、賛同者も多かった一方、ネット上では「ネット乞食」との批判もあり、やがてサイトの不明瞭性や対象学生への不信などから炎上へ。最終的にはサービスを一旦クローズし、集まった支援金も全額返金するという対応をとっていた(関連記事)。
支援を受けたい学生はまずエントリーシートを送付し、その後「トラ選考」という名の面接(「マネーの虎」が元ネタだそう)を通過して、はじめてstudygift掲載となる。前回の反省を踏まえ、今回は選考フローや財務面についてきちんと説明することで「彼らが奨学金を得るにたる学生であり、不誠実な金銭の流れがないことを、支援者や応援者の皆さまに示していきたい」とのこと(説明文より)。
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再始動にあたり、家入氏はFacebookで「studygiftは失敗でしたね、なんて良く言われたが、僕は失敗なんて思ったことはない(もちろん至らない点は反省しつつ。)何故ならいつか再開するつもりだったし、成功するまで諦めない限り失敗にはならないんだよ。諦めた時点で始めて失敗なんだ。という訳で再挑戦です。応援お願いします」とコメントしている。
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