赤十字が俺たちの楽しんでる戦争ゲームに口出してきたと思ったら完全に正論だったでござる
これにはコアゲーマーも納得。
戦争被害にあった人々を支援する赤十字国際委員会(ICRC)が、「戦争のリアリティーを追求したゲームに関するQ&A」という声明を発表して話題になっています。またよくある「戦争ダメ! ゼッタイ!」「悪影響! 規制!」って主張だろって? いえいえ、どうもそうではないようです。
ICRCが主張しているのは、一人称視点で進むリアルな戦争ゲーム(FPS)において「ゲーム内でも現実と同じ国際人道法のルールを追加してほしい」というもの。ゲームだからと言って無差別に市民や捕虜を攻撃する行為は賞賛されるべきではないとして、プレイヤーにペナルティを課すことで「ゲームを通じて武力紛争に関する法律について広く知ってもらう」ことを目的としています。
重要なのは、あくまで「リアリティを追求した戦争ゲーム」の「ゲーム内でペナルティを与える」ということ。宇宙戦争のようなファンタジー感のあるゲームのことや、ゲーム内での行動を現実の世界でも罰するべきだと言っているのではありません。また、表現を規制してゲームをつまらなくしようとしているのでもなく、「違法行為は実際の戦場でも起きているので、ビデオゲームに取り込むことにも意味がある」「リアリティーを追求するのであれば、現実の世界で起こっている『戦争犯罪は罰せられる』という事実も取り入れて、とことんリアルにすべき」というのがICRC側の主張のようです。
この意見には多くのゲーマーが感心。「ぐうの音も出ねぇ正論」「主張はしつつもゲームの表現や演出に対するリスペクトがしっかり感じられて、リアルとバーチャルの線引きもしっかりとなされている」「この赤十字の提案を100%取り入れたゲームができたら本当に面白いと思う」といった感想が出ていました。
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