ニュース

その価値5万ドル たった“1文字”のTwitterアカウント強奪事件、無事本人に返還される

1文字のTwitterアカウント「@N」が、第三者に奪われた後、返還されるという出来事がありました。

advertisement

 日本人ユーザーが持っていた1文字のTwitterアカウント「@N」が、第三者に奪われた後、返還されるという出来事がありました。

 こちらのアカウントをもともと持っていたのは、カリフォルニア州在住の廣島直己さん。ところが、先月これを第三者に強引に奪われたとして、経緯を自身のブログ(英語)で発表し、大きく話題になっていました(別のユーザーが和訳を公開しています)。

 話題になった理由は主に2点あります。1つはアカウントの価値。なんと「@N」に対しては、過去に「5万ドル(約511万円)で譲ってほしい」というオファーまであったそうです。そしてもう1つが、この希少なアカウントを奪うために第三者がとった手段。それは「PayPal」や「GoDaddy」といった有名企業の隙を突くものだったそうです。

advertisement

 Twitterアカウントを奪おうとした攻撃者は、廣島さんが使っていたドメインの管理会社(GoDaddy)に注目します。そして、まずPayPalに電話して(ソーシャル・エンジニアリングにより)クレジットカード番号の下4桁を入手。次に、これを利用してGoDaddyの本人確認を済ませ、ドメインのコントロール権を得てしまいます。それは、廣島さんの運営サイトやメールを操作できることを意味します(追記:犯人はPayPalから情報を入手したと廣島さんに伝えていますが、PayPalは、調査したところ、何者かが情報を取得しようとした記録は残っていたものの、情報は提供していないことが分かったと主張しています)。

 こうして攻撃者は、ドメインの支配を盾にTwitterアカウントを要求。廣島さんは諦めるしかありませんでした。

 しかし、2月26日になって、廣島さんの元へアカウントが復帰。理由については現時点では明らかになっていませんが、Twitterによる決断があったようです。この事態は、複数の海外メディアも伝えており、廣島さんは「自分だけじゃなくTwitterユーザーにとってもハッピーエンドだ」とコメントしています。

「Happy ending:」と海外メディアも報道

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  2. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  3. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  4. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  5. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  6. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  7. 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  8. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  9. 「釣れすぎ注意」 消波ブロック際に“カツオを巻いた仕掛け”を落としたら…… 驚きの結果に「これはオモロい!!」「こんなにとは」
  10. 「リンゴを○○で巻いて焼くとヤバい」 リンゴ農家がオススメする“意外な食べ方”に30万表示の反響 「絶対においしいやつ」