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「もちろんできますよ。私は専門家ですからね」 エンジニアの苦悩を描いた話題の動画「緑のインクで赤い線を描け」への答え

無茶苦茶なクライアントの要望に挑む、エンジニア降臨。

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 エンジニアが企業において普段どのような苦労をしているかを描いた動画「The Expert(Short Comedy Sketch)」が話題を呼んでいる(紹介記事)。動画では、「7本の赤い線を、緑のインクで引いてください」というわけの分からないクライアントの無茶ぶりに頭を抱えるエンジニアの姿が描かれていた。

The Expert(Short Comedy Sketch)

 ネットでは「分かりすぎてつらい」「見てたら胃が痛くなってきた」といった声が多く挙がったが、そんな中「この難題に答えを出してやる!」と意気込む人物が……! 大阪で活動するエンジニアAnubisさんは、次のような図と解説を示した。

 動画でクライアントから提示された条件は、以下の3つ。

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  • 必要なのは7本の赤い線
  • 全ての線が互いに直角に交わること
  • 7本の線のうち、いくつかは緑のインクと透明のインクを使う

 これに対し、Anubisさんが出した答えはこうだ。

【解説】

1:7本の線をそれぞれ垂直に引く

垂直を90度で交わると定義するなら、1周360度になる平面にはそれを引くことができない。だが、1周が1260度になる曲面や波形面なら可能だ。

具体的な方法としては、7本の線の交点を頂点とする1周が14×90 、1260度になる放射型波形曲面に描けば実現できる。

2:透明なインクで赤い線を引く

これは簡単だ。赤い下地に透明のインクで線を引けば、赤い線になる。見えるかどうかは別問題だが、確実に線は赤いはずだ。

3:線の一つを子猫の形にする

紙に子猫を書いて紙を縦にして見よう。子猫の絵が1本の線に見えるはずだ。

 な、なるほど、これなら確かに全ての条件を満たすことができる……!(のか?) 「緑のインクで赤い線を描け」というのも、色のついた眼鏡をかけたり緑のインクを薄めて使ったりすればいけると、Anubisさんは言う。

 「動画を見たときは絶望した。だが、エンジニアだからこそ越えられる一線がある」(Anubisさん)。

 Twitterで検索してみると、他にもこの難問に挑もうとする勇者たちが。問題が難しいほど闘志がみなぎるのも、エンジニアの性(さが)なのかもしれない。

7次元空間とか…… か、かっこいい(惚)。
化学反応という手があったか!
直角の三角形が描ける……とな?
残像を使うんですね。

 さらに、「こういうときは『出来ない』と言うと怒られるから、『実現する方法はあるかもしれないが、私はそれを知らない』と言うことにしている」という提案をする人も。

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 今日もどこかで、エンジニアたちの熱い戦いが繰り広げられているのだろう。

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