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片山被告、PC遠隔操作事件への関与を認める
片山被告は真犯人を名乗るメールを送ったことも認めた。
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PC遠隔操作事件で起訴されている片山祐輔被告が、一連の事件を起こしたことを弁護団に対して認めた。佐藤博史弁護士が5月20日、会見で語った。
片山被告は19日から連絡が取れない状態になっていたが、その夜、佐藤弁護士に連絡し、自分が犯人だと告げた。死ぬことを考えたが死にきれなかったと被告は話したという。
被告は、16日の真犯人を名乗るメールを自身が送ったことも認めたと佐藤博史弁護士は話した。メールを送ったのは母親を安心させるため、1日も早く裁判を終わらせるため。送信に使ったスマートフォンを河川敷に埋める場面を見られるとは思っていなかったという。このスマホから、犯人しかパスワードを知らないメールアカウントへのログインがあったと同弁護士は語った。
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佐藤弁護士は前日の会見で被告が無罪という考えは「揺るがない」と語っていたが、「裏切られたという否定的な感情はわかなかった」と話した。
片山被告は20日に佐藤弁護士の事務所を訪れ、その後東京地検に身柄を拘束された。東京地検は片山被告の保釈取り消しを申請し、20日午前に東京地裁は保釈取り消しを決定した。
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