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京急駅員は本当に「ダァシエリイェス!!」とアナウンスしているのか確かめてみた都市伝説?

あえて検証してみた。

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 東京と神奈川を結ぶ私鉄・京浜急行電鉄(京急)。そんな京急の駅員さんによる「ドア、閉まります」という音声案内が「ダァシエリイェス!!」と聞こえると、数年前からネット上でたびたびネタになっています。はたして本当にそう言ってるのでしょうか。

京急の新1000形(アルミ)

 そこで、今さらながらこのネタを検証しようと思います。名付けて「ダァシエリイェス!!検証実験~実験ノートははぁとマーク」。とにかく駅に行って聞きまくるのです! まずはこちらからお聞きください。品川駅下りホームでのアナウンスです。

ドアが閉まりまーす

 女性の駅員さんの声で滑舌もよく、「ドアが閉まりまーす」って言ってますね。抑揚(よくよう)の付け方に特徴はありますが、普通……ですね。次いってみましょう。

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ドアが閉まりまーす

 今度は男性の駅員さん。「ドアが、閉まりまーす」ってちゃんと聞こえますね。中川礼二さんがやる、いわゆる“鉄アナウンスネタ”のようなしゃべる駅員さんってもしかしていないんでしょうか。では、次、京急蒲田駅です。

ドアを~閉めま~す

 ちょっと聞き取りづらいですが、「ドアを~閉めま~す」と言ってます。無理矢理聞くと「ダーォシエァース」くらいには聞けなくもないですが、どちらかというとはっきり聞こえます。

 実は、京急のアナウンスは「ドアを閉めます」が多いんです。どちらかというと「ドアが閉まります」の方が少ない印象(あくまでも個人の感想ですが)。ちなみに品川などのターミナル以外の駅では、車掌さんがワイヤレスマイクでアナウンスをしています。では次。京急川崎です。

ドアを、閉めますっ

 「ドアを、閉めますっ」と強めに言ってますね。先ほどの京急蒲田と同じなのは、同じ列車に乗って移動したので、しゃべる車掌さんが一緒、ということでもあります。では次。横浜駅。

ドアが閉まりまーす

 これも聞きづらいのですが「ドアが閉まりまーす」のパターンです。うーん。こんなに普通のアナウンスを流すだけでいいのかこれ? めげずに次! 三崎口です。

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ダーヲシエァース?

 お?「ダーヲシエァース」と聞こえなくもない。でも無理矢理か? いやでもこれなら何とか聞こえる? これは期待がもてそうです。上りの神奈川新町へ移動します。

シエァース?

 今度は「閉めます」だけです。でも「閉めまーす」じゃなくて「シエァース」って聞こえるっぽい? いいじゃないですか。最後は上り、京急蒲田へ!

ダーォシエァスゴチューイクアサイ

 「ダーォシエァスゴチューイクアサイ」って聞こえなくもない! いや聞こえる(のだろうかな)。もはや願望から幻聴が聞こえているのかもしれません。

 ここまで聞いてみたわけですが、駅でのアナウンスは昔より、ちゃんと滑舌よくアナウンスしている方が多くなったような印象を受けます。スタッフに女性が増えた影響もあるのでしょうか、女性は声が高くよく通るし、しゃべってる言葉も分かりやすい。少なくとも現代ではアナウンス教育をしっかりとしており、明瞭に聞き取りやすくしているようです。

 ちなみに京急の広報に問い合わせたところ、「どのように聞こえるのかはお客様の聞き取りようによって違いますので特にコメントいたしません。少なくともそうしゃべるようには教育しておりません」とのこと。ですよね。

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 「ダァシエリイェス!!」は絶滅してしまったのか? もはやネットの中だけの都市伝説と化しているのかもしれません。もし、まだ大きくはっきり「ダァシエリイェス!!」とアナウンスをしている方がいるのであれば、情報をお待ちしたいと思います。

結論:「ダァシエリイェス!!」と聞こえるならそうなんだろう(※筆者は確認できず)

1500形
京急に乗り入れている都営地下鉄5300形
1500形と2100形

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