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太宰治や夏目漱石からメッセージやスタンプが 青空文庫の作品をLINE風にするビューワー登場

読み込ませた青空文庫の作品が、作品の著者とLINEトークしているように表示されるサービス「文豪メッセンジャー」。

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 電子書籍の無料配信サイト「青空文庫」の作品をLINEのトーク画面のように表示する無料ビューワー「文豪メッセンジャー」がWebで公開された。作品を読み込ませると、例えば「走れメロス」なら太宰治といったように、著者と自分がトークしているように本文がアレンジされる。

太宰治「走れメロス」の場合。著者とLINEトークしているみたいに作品が表示される

 作ったのはみやおか(@miyaoka)さん。ビューワーは作品の著者名・タイトル名・本文を取得し、本文の「」内の文をLINEの会話風に、地の文をお知らせメッセージ風に表示する。「トーク」ボタンを押せばメッセージが1つずつ出てくるので、著者とトークを進めているような感覚で本文を読んでいこう。

夏目漱石「こころ」だとこんな感じ。漱石の先生ぶりは胸にきます・・・

 トーク相手のプロフィールアイコンは、著者名で画像検索した上位10件からランダムに1枚があてられる。太宰治のアイコンから「私を殴れ。ちから一ぱいに頬を殴れ」とメッセージが出てくるなど、著者から知ったセリフが飛び出るのがおもしろい。ときどき作品のタイトルに関連する画像がスタンプのように出てくるのもユニークだ(5%の確率で、タイトル名で画像検索した最大100件からランダムで画像が表示されるようになっている)。

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スタンプは画像検索を元にしている。時折こうして見当違いのものが出てくるのも、返って醍醐味

 作品を読み込ませるには、サイト左上の本のマークをクリックし、青空文庫の作品ページのURLを入力すればOKだ。今後は仕様として、メッセージにふきだしのしっぽがついたり、あえて作品に関係ないゆるふわ系のスタンプが出てきたりするかもしれないそうだ。

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