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帝国劇場、今秋に大規模補修工事 「Endless SHOCK」LEDパネル転倒事故の再発防止策発表

舞台上を移動する可動式LEDパネルは今後使用しない。

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帝国劇場からの再発防止策

 帝国劇場は堂本光一さん主演「Endless SHOCK」の上演中に舞台上のLEDパネルが倒れる事故の原因と再発防止策を発表した。

 事故は3月19日昼公演第2幕に起きた。舞台上を移動する可動式LEDパネル上手側3基のうち、舞台袖からセンターへ向けて移動中の最奥の1基が舞台床面の可動部分上にさしかかった際、舞台床面の一部に不具合による傾きが生じたために不安定となり転倒したものと見られる。倒れ込んだLEDパネルの接触によって、その前を移動中であった別の1基も前方へ転倒した。

 この事故により出演者5人とスタッフ1人が負傷。同日の公演を中止し、翌20日夜公演から一部演出を変更して再開した。

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 帝国劇場側は舞台床面の傾きが生じた部分についてはすでに床下の補強を行っているが、本年秋に改めて大規模補修工事を行う予定。重量物の荷重に対して床面の安定が十分確保されるよう対策するとしている。なお、安全面を考慮して舞台上を移動する可動式LEDパネルについては今後使用しないことにした。

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