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ドワンゴ主催の新棋戦は「叡王戦」に 出場棋士も発表

全現役プロ棋士159人中154人がエントリー。羽生善治名人は出場せず。

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 ドワンゴと日本将棋連盟が主催する新たな棋戦の名称が、「叡王戦」(えいおうせん)に決定した。出場棋士と組み合わせも発表された。

 叡王戦には全現役プロ棋士159人中154人がエントリー。タイトルホルダーでは糸谷哲郎竜王、郷田真隆王将が出場する。出場しないのは、羽生善治四冠、渡辺明棋王、有森浩三七段、堀口弘治七段、堀口一史座七段の5人。

 叡王戦は6月20日からスタートし、12月まで開催の予定。開幕戦は九段の予選トーナメント1回戦となる。午前10時から森内俊之九段vs森下卓九段、午後2時から加藤一二三九段vs南芳一九段、午後7時から勝者同士による対局を行う。対局の模様は、ニコニコ生放送で中継する。

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 段位別予選、本戦、決勝三番勝負を勝ち抜いた優勝者には「叡王」の称号が授与される。叡王は、11月に開催する「第3回将棋電王トーナメント」で優勝した将棋ソフトと対局する「電王戦」に臨む(関連記事)。

 「叡王戦」の名称はニコニコのサイト上で実施した公募により決定。3422件の名称案が寄せられ、主催者が選出された9件からユーザー投票によって選ばれた。命名者はBONYさん(埼玉県在住・32歳男性)。名称について次のように説明している。

 「これに勝ったものは電王と戦うのだから、人間の王と意味にしたい。ならば、人間しか持たない、知恵や叡智を競う将棋の頂点に相応しい称号を考えた。『叡』 という字には、明らか、聡明、物の道理に通じた、という意味(ニコニコ大百科による)がある。将棋の道理を人間とコンピュータがどちらが理解しているか、という意味もこめて」

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